押入PCの隠匿配線DIY 2024(ふすまの吸音材追加も)

アース線をエアコン用のものを効果試験のため露出配線、押入PCのためにコンセントから露出してふすまを通して押し入れに入れる露出配線、デスク下にコンセントがないため押入PCの電源からふすまを通しての露出配線と3箇所露出となっていたものを、手間と時間をかけて隠匿配線にしました。ついでに、やりたいと思っていた、ふすまの防音材の追加もやりました。

素人技術的に可能なのを確認し、構造的にできるというのも確認しての実施しています。

左が露出した状態で、右の隠匿した状態に配線作業をしました。

大きな空間が室内、小さな空間が押入、水色が既存コンセントです。矢印がふすまになります。

 

・エアコンアース線の隠匿(緑)


(当初はエアコンからの配線を丁寧に隠すという方法で検討)
鴨居あたりの露出部は、カバーで丁寧に隠す。少し出るのは仕方がない。
隣室から、畳横下に隠匿して敷居下を通してPC押入の下まで持ってこれる。
やる気になればかなり理想的に持ってこれる。
どうせなら、どこからかアースをもらってきたい。
浴室乾燥機の屋根裏アースは確認、

おそらく、エアコン用のアース線がこちらに来ているのでそれを確保予定。
吊り天井の修理で棟梁が開けた2F隣室床穴に(おそらく撤去して使っていない和室床暖房用)アースが見つかりそれを活用。無いととても大変な屋根裏作業をする必要があったので、床穴真下にあり運がよかった。
切断して、被膜を両方剥いて、新規のアース線も加えて、大型スリープに3線突っ込んでかしめて固定。隠匿配線は、一箇所床ベニヤに穴を開けたが畳と壁木材との間に隙間があり、無理することもなくできた。

(余談)2.0 1.6の単線でなく、扱いが楽なより線にはカシメ端子が必要でカシメ工具が必要になる。単線はコンセント設置以外使わないから、ほとんどの作業で、棒端子、Yか丸端子のカシメをやる。ほとんど、被膜剥きとカシメが電気工作。一通りの経験と道具の揃えがないと順調にはできない。


・コンセント配線A(配電盤の都合、室内のコンセントから持ってくるべき)(オレンジ)

コンセント写真は、穴を開ける前です。ケーブルは、(失敗)外保護被膜(シース)のある1.25sqケーブルを使っていましたが、よく調べると許容電流19Aで余裕があると思っていたら、製造元を調べると12Aでした。コンセントには、大きな棒端子2.0sqの単線サイズ(1.6もたしか可)な理由がわかりました。グラボありのデスクトップPCと300/600Wヒーターの都合余裕がないのはまずいので入れ替えます。コンセント配線Aだけなので作業は難しくありません。切り売りで購入しましたが、小判コード2.0sqのヨリ線です。この芯の太さだと1700Wまで対応とあります、コンセント配線についてはかならず2.0sqのケーブルを用いないと安心して使えないという事になると思います。


延長コードで押し入れ経由で持ってきている。壁裏貫通で裏側の別室押入からもさらに貫通でこちらの押し入れに持ってこれる。(これは別室1Fの押入照明を設置するためにコンセント裏のドリル壁貫通をやったところ意外に簡単にできたので方法としてできることが最近わかったおかげ)
2か所の壁の穴は、漆喰とコンクリの崩れた砂ごみがでる。使用頻度の少ないところで、そのままでよいかと思ったが、エアコンパテ粘土でしっかりふさいでしまったほうが気持ちが良い、ケーブルは動かずケーブルホルダーで動かず固定される。
これについては、押し入れ内の露出コンセントでOK(押入による隠匿配線)。

(最小の)エアコンパテはやるべきか悩んだのですが、砂ゴミを塞さげることとベタベタは時間とともに収まるのでやったほうが良いはず。

 

・コンセント配線B+PC配線(イエロー)

押入に入って出たりしている電気ケーブルが最も太い。
PC配線は、管理上、隠匿すると面倒、押入扉から出すがケーブル類は電機ケーブルと比べれば細い。スポンジ隙間埋めはすでにあり。
ABを別コンセントにしたいが、取り方が表しかなくやりたくない。
Aの拡張延長だとこれまでと変わらず、スリープ調査はできない(影響おそらくない)。冬のみヒーターなので、良しとする。
コンセントなので、被膜はしっかりしたもの。ABともに柔らかさは大事。
押し入れ内は2口、デスク下は7口使用。
電源タップ10のプラグを切断して、市販プラグに付け替え。配線穴都合どうしようもないという考えだったが、電源タップの実物を見るとそのまま使うほうが安全なのでプラグが通る大きさまで穴を拡張することにした。写真の通り、大きくはなったがそのまま放置できるほど気にはならなかったです。

ケーブルの切断なしのため穴を拡張。ドリルで複数穴あけで荒い木工棒ヤスリ(半月)で整える。床裏の高さがないと詰まる。ギリギリで通せた。
ギリギリで苦労したが穴をより大きくすれば余裕、ギリギリ(逆から通るのは確認済)でやってベニヤが割れたら失敗だったので割と危なかった。

ギリギリで力が入れられたのは、プラグの先に穴がありそこに針金を通してしっかり保持できるため。太い針金だと横から上に通すことができて便利。(以前は付箋紐を上から通して横から引っ掛けて、それに目的ケーブルを繋げて引っ張って通して効率の悪いことをしていた)
LANもこの際、黒に統一。(天井裏に這わせた)ケーブル替えで、太いケーブルにしたいが、両端をフラットにするのはよくない。フラットのままLAN延長コネクタで黒をつなぐ。と思ったが、今の通信で問題なくこれを維持するため、黒いグルグルカバーでごまかすので十分。延長コネクタがない方が不安がない。通信不良は、床穴写真で写っている極薄フラットケーブル30mで起きた。10-15mの通常のフラットケーブル(配線に無理したところもない)であれば、私の環境だと大丈夫です。不安箇所は、20-30Mの単線の太いケーブルでシールドが強いものを使って、1Fから2Fに畳横・押入に隠匿するためのフラットケーブル10mに、天井裏で延長コネクタで太いものに繋げて使っており問題はないです。ただ、安易に使って何かあった時に不安材料になるので使わないのです。(このあたりの詳細は以前の隠匿配線記事で)


ノミか彫刻刀で削ることになるはず。1Fでやってる(こちらは薄いフラットケーブルのみでした)。
ドリルで肉削り、木工の荒い金属棒ヤスリで削ることになった、この方法がないと深く削るのはかなり苦戦していたはず、ひのき木材が硬すぎる。(ノミと彫刻刀では私には無理でした)

LANを黒い巻くケーブル、USBアダプタを黒、電気マットを黒、蚊取マットも黒にする。という課題。ゆっくり統一する予定。デスク下は、色に関係なくケーブルが垂れ下がっているのは変わっていないので映えないので写真もなし。

失敗というか問題のある点は、黒でデザインのスッキリしたエレコムの10口電源タップ(ECT-0103BK)を購入しました。

これが、通常に使えるものと思っていたのですが、半分ほど何事もなく挿し込めて埋まった(作業手袋、姿勢などの影響ありそう)のですが、電気マット(YMM-K502 2011年製)のプラグ(通常の首振りのない細いもの)を挿そうとしたら固く閉ざされて挿し込めません。どうも、埃カバーが極度に固いらしく空きの3口全部が受け付けません、どうにか一箇所挿す事ができました。蚊取りマットのプラグも同様(こちらは受けが一分にあり、比較して挿しやすい)。通常であれば返品交換なのですが隠匿配線で机や畳を動かさないといけないので困難。ただ、今のままだと季節ごとに抜き差しして、泣きそうになるくらい力を込めても挿せないタップを継続使用することに問題があるのは明らかです。どうにかならないかと考えたところ、持ち手が大きく力が入りやすいUSBアダプタであればプラグがドカンドカンという感じで大きな音とともに押し込めるので癖をつければいいと思ったのですが、埃シャッターは初期のガッチンという音がするば動いているので、それを繰り返してわずかに改善した気がしますが、解決できていません。

(追加 解決できそうです)作業手袋で抜き差しが大きく変わることはありませんでした。

※基本的に素手では単純なプラグの抜き差し以上のことをすべきでないです。力を入れて挿すために、根本をしっかり持つ、両手使う、頻繁に抜き差しする作業をしているとき、プラグの両端の端子に触れる可能性が高まります、触れた場合、感電します。感電しないのが一番なので、今回のような非通常時は、牛革やゴム加工のある作業手袋が必要です。プラグの抜き差しは日常的なものですが、力を入れて挿し込むなど特殊な状況であれば感電を想定して、安全のため素手でなく作業手袋が必要になります。

ただ、作業がやりやすくなったので、いろいろなプラグを挿したり、深く浅く挿して左右上下にグラグラさせて癖をつけたところ、ゆるい口が増えました。プラグの摩耗も考えましたが、未だ受け付けない口もあるので受け口側の変化だと思います。一度挿せたから大丈夫でなく、再度2-3回癖付けしてやっとゆるいかなという状態になります。なんでこんな作業をやらないといけないのか不満に思いながらも、癖をつける(内部のプラ、金属部が凹んだり削れる事によるものと予想)ことで解決できるというのがわかりました。(おそらく、同じことをやって割れてしまうケースもあると思います。保証交換、おそらくメーカーはこの方法の解決を推奨しないなど事情に合った一番良い方法を選んでください)

ただ、これは力が必要で、力がない場合、完全に詰みます。他の製品に返品交換するのが無難です。埃シャッターがこんな製品不良を起こすとは思いませんでした。(埃シャッターはこういうもの?プラグシャッターになっている)

この対策としては、売れ筋のアマゾン商品であっても低評価1%でもレビューに目を通そておく(売れ筋だから安心ということはない)必要があるようです。到着を待って即設置したのですが余裕がなさすぎました。一度、埋込前に使用しておくと把握できたかもしれません。

埃シャッターが固すぎます。

普通に使えるかと思ったら、通常のプラグでどうやっても挿せないないものが出ました。
いくら力を入れても入らないレベルで、かなり深刻です。
原因は、
タップ側 口によって埃シャッターの程度が異なり、ゆるいものと固いものがあり。ゆるい:2 固い:8な感じの比率。
プラグ側 2011年製造の電気マットで写真の通りプラグの持ち手に引っかかる部分がなく力が入りにくい形状です。最近のもの(他の似たプラグ)は引っかかる部分があり持ち手が改善されているみたいです、違いがあるのです。

対処
プラグ根本をしっかり握る。持ち方改善。(効果薄い、どの側面を握っても大きく改善なし)
USBアダプタみたいに大きくてガッチリした持ちやすい機器のプラグを使い
浅く刺して埃シャッターの開閉を繰り返して癖をつけ開閉を柔らかくする。
深く抜き差しするとドッカンドッカン大きな音が出るのですが
埃シャッターは初期のゴッチン音がする部分なので、不要です。
これも、微妙なところで、何度もやっても解消とはなりません。気持ち変化があったかな程度。
プラグ側は、素手でなく作業手袋で滑りにくく力が入りやすくすれば挿しやすくなりそうです。
根本的には解決できていません。ゆるい口を抜き差し用とし固い口は挿しっぱなしに用途分けするのが良いみたいです。使い勝手として、一番端の口を抜き差し用にしたいですが、癖付けで改善できるかどうかわかりません。
購入して絶望する人はかなり多いと思います。埃シャッターの精度問題があるのは間違いありません。
返品して再設置するのが困難だったので、改善法をやりましたが、把握できれば別の製品にしたほうが無難です。
ただ、エレコムサンワサプライも低評価レビューを見ると何かしら問題がある(サンワはゆるゆる)ので、こういう仕様ということで受け入れるのもありかなと思います。

 

結局、原状復帰ができるほどほどでよし。
プロに頼めば、床板を抜いて新規配線してくれるので素人仕事はほどほどでよし。ただ、プロに頼むとなると、好き勝手できる素人作業とは違って仕事でやる以上、制約がありこだわった希望を断られることはあるはずで、「自炊」と「外食」みたいな違いがあるはずです。


★やりすぎだと思いやらなかったもの
ふすままたぎのケーブルを全部なし。敷居下にUSB、ヘッドホンケーブルなどを持ってくる。押入れのケーブル穴をより拡張するのは薄いベニヤなので容易(ジャック端子やUSB端子HDMI端子なので電源プラグよりは小さいのでプラグ穴を少し拡張するだけ)ですが、畳側は畳カットもしくは木材の削りが必要になります。インフラの電気、アースと違って、USBとLAN、ヘッドホン、HDMIは安易にいじれないのはやりすぎ、追加や更新が困難になります(より細かいと、畳横の隙間圧迫、敷居に沿っての露出は押入の出入りに影響してしまいます)。やれそうだけど、作業と効果、戻せないという面で微妙な判断になり自分はとどまりました。あと、畳の角をカットするのは容易ではないと実物を見て思いました。


通信ケーブルが最も太いのであれば交換容易で安心。
ふすまの傾きで隙間があればと思いましたが、残念ながら上に隙間ができているだけでした。

露出ケーブルが無くなって見た目すっきりした以外は、わずかに押入れのPC駆動音が低減したような気がします。

より本格的に隙間埋めスポンジを選んで完全に埋めたほうが良さそうです(スポンジの2層貼りで対応できた)。
左右反対側の、電源延長コードがあった敷居は、完全に閉め切れるので遮音性があがったのも影響しているみたいです。

 

・ふすまの吸音材の追加(隠匿作業前)

ふすまの面は、薄いベニヤなので、何かを詰めて、遮音性を高めておきたいと思っていました。

(正確じゃないですが参考に)遮音は、硬さ重さのあるコンクリや金属でないと効果がないそうです。軽いものは、吸音効果があるそうです。

本格的な防音室を作るわけではないので、費用や手間で重いものはなし。ふすまを重くしては使い勝手、強度的にも心配になるので軽いものでないといけない。

とりあえず、軽いものはどれも同じような感じで、とりあえず埋めておきたいという感じになります(材料より密閉が大事だと思う)。ホームセンターで材料(白や青の断熱材、布団、ダンボール、合板など)いろいろ運んで、店頭の商品棚で製品PRしているスピーカーの前に置いて、効果を試して自分の耳で確かめると納得できると思います。

比較サイトで、ダンボールが一番良いとのことですが、入手は簡単(スーパーの持ち帰り用にダンボールが大量にあります)が加工が面倒なのでなし。となると、ホームセンターの白い発砲スチロールか青いのスタイロフォームしかないようです。この二択ですが、(たいして違いはないですが)吸音効果でスタイロフォームが良いそうです。また、カット時に発泡スチロールは切り屑が出やすい(電熱カットでなくカッターだとなおさら)のですが、スタイロフォームはカッターでも切り屑は少なく加工が楽でした。値段は発泡スチロールが少し安いですが、1000*2000mmサイズで1000円(失念)程度だったと思います。

ふすま裏を測って、幅81 高さ30 奥行き2.1 5カット 必要なので 当該のものを1枚買うだけで済みます。

値段 効果 重さ 施工性から、これ以外候補がない。ダンボールは面倒過ぎる。
奥行き2.1に2であれば余裕と思ってたら、浮きがあり交差する時にかなりふすま同士が接近するので一部で接触あり。より薄いものにはできないし、結局こうなるはず。
両面テープを一部では抑えが足りず、縦に3列セロハンテープを貼り通す。どれだけ持つか微妙。干渉回避にふすまの入れ替えでPC側を奥にしてクリアランスを確保。(ふすま一枚分)椅子側が狭くなったがPC側の視界が広がって問題はない。効果は、わずかに変化があるような感じ、ないわけがないのでこんなものだと思う。
結果、作業は簡単だが仕上がりに問題があるのでお薦めはできない。効果は少しあるはず程度。両面テープにセロテープ補強でどれだけもってくれるか不明。(2024年02月)

3月、補強のセロテープが一部で接触して剥がれてしまったが、それを取り除いてから問題はない。この先問題があるようなら、グルーガンか発泡スチロール用のボンドを使って接着させる。襖表面に染みや歪みが浮き出るようだと失敗なので試験的な接着をして安全を確認してからとなります。できればこのままやらずに済むのが好ましい。