サンテラスをゴムマットで一部床面化

ちょっとわかりにくいタイトルになりましたが、自宅台所の勝手口はサンテラスと直結しており、勝手口から出ても半透明の屋根があり、コンクリート面があります。そこに、洗濯機と予備の冷蔵庫2台が置かれています。どちらも、騒音や排熱、接地面積を必要とするもので室外が望ましい反面、距離がありすぎると使い勝手が悪く。最も近く雨風・土埃が避けられるサンテラス下はちょうどよい場所です。

これらの家電は利用頻度が高く(一日一回以上は利用する)ので、行き来が楽なほうが良いというのは間違いありません。通常だと、サンダルを履くことになるのですが、使い勝手が悪く、初期は、幅を半分にしたすのこを置いて靴下のまま利用していました。

このすのこの欠点は、高すぎて、冷蔵庫のドアと接触してしまうので(コンクリート床は外側に緩く傾斜がついています)離して設置しなければいけない。安定性が悪く端に足を置くと跳ね上がったりします。高齢者も使う環境なので、良くないとは思っていました。

優先すべきは、安全性です。下のゴムマットの欠点は、清掃が簡単でない(雑巾で拭きにくい)のですが。清掃か簡単なツルツルした防水のフロアマットを設置すると、雑巾で簡単に拭けて衛生的ですが、滑りやすく、段差のある環境で転倒する可能性を考えると候補になりません。

洗濯機を外置きにして使用頻度が上がる機会に、幅が確保できて安定性の良いものにしたく本格的なものを検討した結果、こちらのコメリ 穴あきゴムマットの採用となりました。サイズ展開が豊富で、ずっしりとした安定感、安価、耐水性あり、穴ありゴムなので滑り難いといろいろと都合がよく大変良かったです。

すのこ上の設置にも適していて、結束バンドで固定して左写真の下部2つで採用しています(室内床からの段差解消ステップとしての役割もあります)。

最初は、そのままコンクリート面に設置したのですが、風で吹き込む乾いた土ホコリが簡単に乗り上げてしまいひどく汚れて無理でした。次に、合板(osb合板、木目がきれい。合板に水気はダメなのですが、屋根下コンクリート上で乾燥しているので問題ありません。)厚さ9ミリが資材置き場にあったので置いてみたところ、高さにより土埃の乗り上げが軽減するのを確認しました。

問題は、マットが合板上で僅かにずれてしまう事です。この解決に、結束バンド、紐縛り、接着など考えたのですが、掃除のメンテナンスなど考えると採用できません、最終的に、木工ダボで引っ掛ける方法を採用しました。

通常だと、棚づくりに使うものらしいですが、除草作業でどうにか切り株にした樹木から新芽が生えて再起してしまうのを終わらせるために、ドリルで穴を空けて除草液を注入して、このダボで穴を塞ぐというのを除草作業のプロがやっているのを知って、真似したところ効果が絶大で、竹林や切り株を枯らすために購入した経緯があります。そのため、8mmドリルと8mmダボの在庫がありました。

ちょうど、ゴムマットの小さな穴と径が合い(細かく言うと若干ゴム穴が大きめなのですがほぼズレは起きなくなります)、2点合計4点の穴決めマーキングとドリル穴あけ、ハンマーでのダボ打ち(裏面突き出し注意)、余分な頭をカット、先端をマジックで黒塗りという流れで簡単にできました。完成度に満足しています。慎重さが欠けて、1-2ミリ穴位置がずれてしまった1箇所の失敗はあったのですが、ゴム穴径の余剰範囲内でギリギリ大丈夫でした。この点、穴あけ作業は慎重にやってください。

これで完成という勢いだったのですが、別に気になったのは、砂埃の乗り上げを防ぐための高さです。9mm+ゴムマットという高さは、以前より汚れにくくなりましたが、高さ50mmはあるスノコ+ゴムマットでは、ほとんど汚れが付かないので、高さ不足は否めません。厚めの合板を新規に購入しても、入手が容易なものは厚さ12mmまでしかなく微妙な違いしかありません。冷蔵庫ドアとは指が余裕で入る隙間があったので、思い切って、合板11mm+合板9mm+ゴムマットにしてみました。新規の合板は、元のサイズが1820*910なので幅を610に1カットしてもらうだけなのでサイズ調整は簡単でした。ゴムマットが910*610なので組み合わせの想定(フィート単位)があるのではないのかと思いました。

合板の重ね置きに不安はあったのですが、実際やってみると、この組み合わせは安定しました。ゴムマットはダボにより安定し、重量感と滑り難さがある合板同士はずれないようです。もしズレるようでも、接着などで固定してもいいと思っているので問題ありません。(写真の合板同士のズレは、気にしないでください)

底上げによって、すのことの段差が解消し、洗濯機スタンドで高すぎて少し使い難い(母)という不満も改善します。汚れ防止効果もあり、快適になりました。

作業と時間をかけるだけの成果のあるDIYでした。

 

後で知りましたが、一般的には「フロアデッキ」で床面を作るのが一般的みたいです。

設置簡単だし、人工木材は、今回の用途に合います(使ったことがないので何とも言えない、軽そう?)。

ゴムマットは、重量感があり、滑り止めとしては優れますが、今回のような工作が必要です。かなり違いがあるので、今回のは失敗ということは無いと思います。

これは知識不足でした。最適なものを見つけてください。

 

カインズで見つけたのですが、「有孔ゴムマット」という施設でよくみかける厚い穴のあるゴムマットが売っていました。

100*150cmという大型のものもあって、厚さも同じように22mmでこちらは重ねて高さを倍にすることもできます。安全を最優先で選ぶと、今回のもので合計厚み32mmなので、どっちが良かったのか微妙なところなのですが、買い替えても長短あって同じような感じかもしれません。試し試しの結果なのでしょうがないとは思います。