コンクリートたたきの室外機設置は問題あり

DIYで家の修繕を色々やってきて、やっと、目が届いてきた感じがします。

そういえばと思い出したのですが、深夜、コンクリートたたき(軒下のコンクリート面でゆるい傾斜のあるもの)に設置してあるエアコン室外機が、深夜外で聞いて異常にうるさかったのを思い出しました。

この異常にうるさいは、室外機は全開になるとゴーという大きな音がするのは正常なのですが、それにガーという正常ではない擦れたような音が加わる感じです。

原因としては、たたきの傾斜にそのまま置いているだけなので、その傾斜が原因と予想しました。

このエアコン室外機以外、家の周りには、エコキュート室外機、エアコン室外機2台あるのですが、全部置き場が水平でトラブルはありません。

こういうとき、真っ先に自分で水平にする作業をDIYでやってしまうと、業者がどんな対応をするのか知る機会を失います。なので、今回は設置したエディオンに電話して業者に来てもらうことにしました。もう設置してたぶん5年は経っていて保証外になっていると思うのですが、このあたり面倒見が良い気がします。ただ、伝えた内容がたたきに設置してもらった室外機が傾斜でという話なので、業者の過失を追求した話というのは関係があると思います。室外機の傾きの許容範囲は、原則水平、少しの傾きなら大丈夫みたいな感じらしいです。

数日後、業者の人に見てもらったのですが、これは問題のない設置です。もっとすごい傾斜を想像していましたという反応でした。

このあたり、業者に任せる気で異音の再現性の確認を怠っていました。

その場で、冷房13度にして運転をしても問題がなく、暖房30度にしたところ、フル稼働時に異音が発生して再現できました。

業者の人が、分厚い防振ゴム(2*10*10cm)を前面に挟んでみたところ、厚すぎて少し仰け反る感じになりましたが、それで異音が収まったので、やはり傾斜が原因で間違いないようです。

これで、様子見という感じになったのですが、私の方でダイアモンドカッターで水平をだしてしっかりとした固定をするという話をすると、室外機を外しておき作業が終わったら戻して接続し直すこともできます、という提案をもらいました(通勤で毎日我が家の前を通ってるとのことで近所の業者さんだからできる提案)。そのままでも、室外機足場1つ分くらい(10cm)余裕で上げられる自由さがあり、銅のパイプの本体結合部に急な負荷をかけなければ大丈夫という話も聞きました。外すとガスが漏れてしまうのが気乗りしなく、業者さんの手間も考えるとそのままで大丈夫という決定をしました。

貰った防振ゴム2つ(2個700円)は使うとして、重さがあり接地面がよりしっかりとしたコンクリート製の足場(2個3000円)に交換すること、それと以前やったダイヤモンドカッターで水平面を作りずれ落ちるのを防止して完全な状態をつくることをDIYでやることを決めました。

運良く、近所のカインズにコンクリート製の足場(エアコン用スライドブロック・40と50cmがあるが40cm)を購入しました。

作業は難しくなく手順は、室外機についているプラスチックの足場を外してコンクリート製に付け替える。防振ゴムも置いて、目的の設置位置を出してマーキングして、浮かせて足場の下に足場を挟んで削る作業空間を作るという感じです。足場の高さがグラインダーと干渉するぎりぎりで室外機を少し斜めにしたりと工夫が必要でしたが問題なくできました。作業の詳細は、以前の記事(たたきに洗濯機を水平設置する)をお読みください。今回は削り落としてできる壁をを平面にして四角い防振ゴムが嵌まるようにしています。事前に、粉塵が舞うのがわかっていたのでサーキュレーターで風を当てながら削ったのですが、絶対にやったほうがいいと思います、これは軽い粉じん作業になり相応の用意が必要です。

削っての水平出し以外の方法として、位置決めができた段階で接着剤で固定する方法は手軽で良さそうですが、後から交換変更ができないのでピッタリのものを見つける必要がありそれが大変かと思います。

(防振ゴムが厚すぎることも関係して、これだけでもズレ落ちは発生しないはず)

今回は、水平を作るのは前面のみで防振ゴムが大きいので水平面は1/3-1/4程度の面しか密着できていないと思われます。また、後面は角辺があたるだけなので、グラグラ動く感じはあります。がっちりできないことに不安でしたが、異音もなくズレ落ちもなく問題はなさそうです。将来のエアコンの買い替えなどを考えると、前面だけの削りで最小限にしておくべきだと思います。

大事なところは、業者はコンクリートたたきへのエアコン室外機の設置は問題無いとしていますが、傾き分、異音や摩耗不具合のリスクは確実に高まるので問題があります。これは、洗濯機でも同様で、その場では正常に動作しますが、長期的には、異音やズレ動いて前に出て来るといった問題が起きます(割合はわかりませんが、たたきに置いて傾きがあっても問題がない場合もあると思われますが、その場合は参考程度に読んでください)。また、今回の業者が防振ゴムを挟んで解決させたようにも見えますが、この状態では傾斜面にゴムをおいただけなので振動で徐々にずれ動いてしまうというのは体験してよくわかりました。この解決には、ビスを打ち込む、削って水平面を作るという方法があるのですが、そこまで面倒を見てくれる業者はいないんじゃないかと思います。作業手順があって、時間に追われて作業する業者が手を出したくない部分になるんじゃないかと思います。

価値のあるDIY作業なんじゃないかと思います。

(細かいところ)逆に上向きの傾きができてしまいましたが問題はありません、気になるようならコンクリの削りや防振ゴムの厚さを変えれば調整できます、どちらも面倒な作業ではあります。削り前だと、ゴムをカットして水平面を前に持ってきて角度を下がるという方法はできた。他、後面に薄いゴムを置いてより水平に近づけるというのも可能だけど、それなら防振ゴムの表面をカッターで削って調整で良い気がします。使用後、何かあれば情報を追加します。下の写真が、アース線を整えて、防振ゴムの片面の溝部分を(軽い作業ではないです)全部作業カッターで落として高さ調整してほぼ水平になり完成した状態のものです。

 

(コンクリートたたきの冷蔵庫について)

洗濯機、エアコン室外機とやってきて、最後が冷蔵庫です。

こちらは、モーターによる激しい振動がなく、ドアの開閉時の衝撃のみで大したことはありません。ただ、水平を出さないとドアが勝手に開いたり閉じるのが困難になるので前面のゴム足にかさ上げが必要です。

約幅10cm厚み2cmの板を冷蔵庫の幅いっぱいの長さでカットしてそれに足を乗せて、間に合せでそれを使っていました。冷蔵庫の揺れが以前から気になっており、この機会に円状の防振ゴムを購入して試してみたのですが、意外にも木板のほうが振動が少ないのがわかりました。材質として柔軟性がなく、左右つながっているので安定感があるようです。また、板の反りも関係していて、

板が凸で使うと、コンクリート面に2つ接地面ができて安定します。凹で使うと、コンクリート面に真ん中のみ1つの接点しかできず不安定になるようなので、凹凸面どちらかで大きく違いがある感じでした。

左右の揺れは、板を本体よりさらに長くしたほうが安定する気がします。(本体と同じにして見た目重視、オーバーサイズにして安定重視)

使用によって、ずれ落ちてきているのかどうかはっきりしないのですが、板を挟むので十分に思っています。削っての水平出しをして防振ゴムを置いて今以上の揺れ防止効果があるかどうか怪しいところです。

また、円状の防振ゴムですが、冷蔵庫の左右の前足は、微妙に前後にズレていて(高さ調整機能の関係?片側開きで古い小・中型2台とも、左右同じ場合もあり大型限定?)左右整わずはみ出した状態になるので、(コンクリートたたきに置いた場合)防振ゴムを置けば、木板を置くより見た目が良くなるというわけでもないみたいです。

(写真追加とズレ動きの確認中)