風呂床掃除 - 漂白剤のハイター(ブリーチ)が有効

これまで、一人暮らしの時、風呂トイレ一体やシャワーのみのユニットバスを使っていた時、1週間ほどで赤カビや水垢が目立つので定期的に清掃する必要がありました。

その場合、浴槽も壁も床もバススポンジをボディソープで泡立たせて洗うだけできれいになり問題ありませんでした。ちなみにこれらは、浴槽やシャワー個室程度の空間であり非常に狭く、床も壁と同じ素材で簡易なものだったので溝が軽くあるだけで清掃が容易でした。

実家はリフォームしてあり、TOTOのサザナ1616(1600mm*1600mm)の標準的な家族向けの浴槽と洗い場が一体となったユニットバスを使っています。

実家の水垢を落とす浴槽掃除は日ごろやっていたのですが、床や壁の排水口の清掃を自分がやらないといけないかなという感じで、これまでのやり方でやってみたのですが、最も気になる床の赤カビ落としが非常に大変でした。

水虫の治療で足に酢を塗りつけて、床掃除をすればちょうどよいと考えていたように、中性洗剤を泡立ててブラシでこするという方法で清掃をしていたのですが、これが大変で、具体的には、縦横それぞれブラシがけしないと溝の赤カビが落とせないので、縦横斜めという感じで3回同じ箇所をやる、もしくは楕円を書くように複数回重複させながら擦るというのが必要でした。そこまでやっても、壁際の床はブラシが当たらないため小型のブラシで仕上げるみたいな作業が必要で、ここまで大変な作業を各々の家庭でやっているはずがないと思っていました。

楽に赤カビを落とす方法はなんだろうと思うと、カビハイターというような塩素系(アルカリ性)の洗剤で漬け置きして洗い落とすという方法があるみたいでした。ただ、カビハイターの容器は小さくこれを床で漬け置きして使うと、安価とはいえすぐに使い切ってしまうので腑に落ちない点がありました。

クエン酸重曹を使っての清掃も、溶けて流れ落ちるという程ではなさそうなので違う気がします。

www.youtube.com

そんな中、この動画を見つけて、中性食器洗剤とキッチン漂白剤ハイター(ブリーチ)を混ぜ合わせて柔らかいブラシで、塗りつけて漬け置きして解決できるというのを知りました。どうも、ユニットバス内全部これを塗りつけて洗い流すという方法でいいみたいです。

実際、やってみたのっですが、動画の通り、分離できる部品、風呂道具は一式浴槽の中に置くなりして片付けて、外で、バケツに液剤を混ぜ込んで持ち込み(ユニットバス内で液剤を作ったほうが安全です)、高いところからの液垂れが怖いので壁下と床をブラシで濡らしました。すぐに、プールでよく嗅いだ塩素系消毒剤の臭いがして効果(汚れと反応して臭いが出るそうです)がでているのがわかりました。

5分も待たずに、ユニットバス内をシャワーで洗い流して完了という流れです。

洗い流しについては、シャワー利用兼浴室洗い流しをしたほうが、合理的だと思います。

効果は確かで、床の赤カビが全く擦らずにシャワーで溶け流れて真っ白く跡形もなく消え去っていました。また長年、入口の折戸のプラの濁りガラスに黒カビが見えていたのですが、薄くなっているのがわかり、これを繰り返せばより薄くなっていくと思われます。

(追加)食器洗剤10cc+ハイター半カップ+水250ccの指示でしたが、別の動画で排水口の部品を漬け置きするのを混同していたため、水を1000ccで作ったものを使用していました。数倍に希釈しすぎたものですが、それを5分ほどの漬け置きで、洗い流すと赤カビが完全に溶け流れているので相当に強力というのがわかります。

単にブラシで擦ると落とし漏れがありそこから再繁殖が容易ですが、液剤で溶け落ちるとおそらく2-3倍は清掃間隔が伸びそうです。

母の清掃は、重曹やカビキラーでやっていたもので、一部にカビが残る場合、今回のような全体を漬け置きしてカビを落とすという方法をやっていない可能性が高いです。

おそらく、昔からある一般的な方法ではないと思われます。

今回は慎重にできましたが、慣れて、乱暴に液を飛び散らせたり、天井を塗るなどすると、液が服や身体にかかって失敗という事故が間違いなく起きます。

安全を考えると、換気扇は付けて、ゴム手袋は必要(保護と同時に、塗ったものを動かす時にないと困る)、間違いが絶対に起こさないという慎重さが必要です(シャワー後に塩素の臭いが手に残ったりします)、とはいえ間違いはかならず起きて塩素と酸性が混じって塩素ガスが発生するという想定が必要みたいです。

今回も作業後に、安全のためシャワーで身体をよく洗い、衣類も洗ってくださいになると思うのですが、浴室の漬け置きは洗い流すまで待たなくてはいけないので油断ができません。

ただ、毎回やるのであれば床面と排水溝、ほか気になる箇所だけやれば結構安全なのかと思います。

水虫治療として、塩素は有効だった気がする(ネット情報)ので、ついでで長期的に試してみようと思います。

他に、中性食器洗剤でなく片栗粉と混ぜ合わせる方法があるようですが、使い勝手が大きく異なるもののようです。

とりあえず、浴室の床の赤カビを落とさなければいけない時に、この食器用漂白剤と中性洗剤を混ぜ合わせた液剤をブラシで塗りつける漬け置きは、浴室全体にも使え非常に汎用性と効率の良い方法みたいです。

これをやっていると、カビハイターやクエン酸重曹の類は使う必要がないはず。

塩素系漂白剤は、電動歯ブラシのブラシの清掃でも使いますし、知れば知るほど便利なものだというのがわかってきました。

(2回目)椅子や洗面器、シャンプー容器などの小物も塗って漬け置きをしました。無印良品の透明シャンプー容器を長く使っているのですが、ポンプの機構に内部で黒カビが繁殖していたのですが、効果があるらしく目立たなくなっていました。浴室全体に漬け置きすることで、全体を一挙に漂白殺菌できるのでこれまでにない綺麗さ清潔感が手に入ります。

 

(トイレ清掃編 黄ばみは解決せず)

トイレについて、中性洗剤で母が掃除しているのですが、一部にある薄い黄ばみが気になっていました。

www.youtube.com

こちらを観て、トイレの基本掃除の仕方を学べましたが、黄ばみについては解決しないという感じです。

同じことをやろうとすると、泡ハイターを購入する必要があるのですが、泡でなくとも液のカビキラーが家にあったのでそれで代用ができるかなと思いました、泡のほうが残りやすいとかメリットは有ると思います。

結局、トイレの黄ばみはカビではなく、配管のサビによるものなど原因が異なっていてしつこく擦るとコーティングを削ってしまうなどデメリットがあるのであまり気にしないほうが良さそうです。

我が家の場合、使用頻度の少ない2Fで黄ばみ(出水口周辺にあるので配管のサビで間違いないと思う)があるのは配管が1Fより長いことが関係している気がします、逆に使用頻度が少ないので乾燥して焼き付きっぽい現象の可能性もあるかもしれません。

最近だと、非金属(ポリエチレン?)の排水管だと思うので、築年数の浅い家だと原因に違いがあるかもしれません。

ウォシュレットを浮かして掃除したり、先端を出したり、自動洗浄を止めたりするボタンがあったりと、基本の勉強にはなりましたが、黄ばみはスッキリと解決できる問題ではないみたいです。

と思ったのですが、漬け置き時間が5分程度だったので、今回は長めにして結果を書きたいと思います。数回の20分漬け置きの結果、多少効果があるかな程度です(ティシュを被せて持続的に湿らすべきなのですが、次回)。

毎日見ている母曰く、黄ばみが薄くなって水面の黒墨が消えたとのことで、中性洗剤でなくアルカリ性の塩素系で長年の蓄積が1回で相当減ったので、劇的でなくとも効果はちゃんとあるということになるみたいです。

こうなると、酸性のサンポール、酢の効果はどんなものか気になってきます。ただ、こちらは長年経っての尿石、硬水による蓄積とかそういう事情があるのかもしれません。