靴箱ねずみホイホイ(屋外向け粘着罠)

ネズミ捕り粘着カバーという商品が既にあって、DIYする必要は実はあまりなかったのではないかと気がつきましたが、中身が微妙に違って面白いのでそのまま残します。

 

ネズミの被害の深刻さがわかってきて記事として締めるには、積極的に駆除するための方法を、確立しないといけないというのはわかっていました。

屋内に、ねずみ粘着シートを設置するというのはできていたのですが、外は猫(近所の飼い猫)が罠に掛かると非常に面倒なことになるので躊躇していました。

だったのですが、ハツカネズミだけでなくクマネズミも家の周りにいて遭遇することがあった(リンク先の記事最後に追加)ので放置するのはリスクが有るというのがわかってきました。

そのうち、猫が粘着罠に触れられない本格的な罠を作ることになるのかと思っていましたが、クマネズミの外での傾向がわかり、安全に行動するため壁際で移動することが多いみたいです。

単純に、粘着シートを壁際に置いておくだけでも有効ですが、猫対策にカバーのようなもので、要は段ボール箱の中にシートを置いて、穴を開けておけば、逃げ場として入ったところ粘着罠にはまるという捕獲ができるみたいです。

この箱としてふさわしいものはないだろうか探したところ、写真の通り「靴箱」がこれを想定していたのかというくらいピッタリのサイズで、そのまま箱内に置くだけで他の接着作業とか不要でした。穴を作るのに、作業用カッターが必要ですが、非常に簡単に作れてしまいました。

「粘着シート 靴箱」で検索して、この組み合わせの画像はでてこないのでメジャーなものではないと思われます(メーカーの認識や意図は不明)。

約5cmほどの穴を作りましたが、クマネズミにも対応できるサイズだと思います。

初の外設置で、夜徘徊する昆虫、小動物がかかることを予想するのですが、ヤモリとか益虫と呼ばれるものも駆除してしまうかもと不安はありますが、床下消毒で相当ひどいことをしているので割り切ろうと思います。(これから設置罠としての経過を書く予定です)

攻勢の罠を設置するようになると、1枚100円ほどの粘着シートは積極的に消費することになるので、10枚購入でいいと思います。(3枚売りとかでは補充ができず、30枚売りは割引はわずか)

また、雨のかからない場所というのは必要で、写真の場所は開放型のサンテラス内のアルミベンチの下です。

防水仕様で、通常の軒下に置くこともできそうですが、邪魔にならない場所に長期的に置くことを優先したほうが良さそうです。

もし、ネズミなどがかかった場合、蓋を開けて、中のシートだけを交換して、箱は再度使えるので再加工の必要はありません。また、追い込んでの捕物で罠として使う場合、箱から容易に取り出せて使えるのは便利です。これらの利点を考えると、シートを貼り付けて固定する必要がなく、箱にピタッとハマってくれるのは非常に都合が良いです。

粘着シートに引き寄せる餌が既にありますが追加する場合、都市部でない地方では、捕獲対象となるハツカネズミ・クマネズミともに穀物が有効なので、それらをシート交換のメンテナンスを考えて邪魔にならない天板裏に貼り付けることで達成可能と思われます。

天板を透明にして、ねずみが罠にかかっているのを視認するのを容易にする方法を検討したのですが、暗所にして安心できる空間を演出したほうがメリットが多そうなので止めました。上の写真の出口が見えるというのは、非常に良い演出だと思います。

また、猫が興味を持って、手を突っ込んで(最悪の場合頭を突っ込んで)惨事になる可能性はあります。その場合、穴のサイズ調整や廃止を検討しますが、壁際の2穴だけで3穴以上にしないというのは合理性があります。

ねずみ粘着シートは、ゴキブリホイホイの上位互換ですが、猫だけでなく人が踏んでしまったり、ほうきで触ってしまうと、とりもちが粘着してしまい惨事になるのですが、(機能的な制限がかかりますが)安全にねずみ粘着シートを設置する方法として、内外の場所でこの靴箱ホイホイは(ねずみが掛かった実績がないとこの方法の評価はできないのですがとりあえず)有効な設置法になると思います。

(重要)粘着シートの製造元、「タカギ」は、サイズ長さ33.5*幅21.5cm

そのOEMと思われるカインズオリジナルも、同じく33.5*21.5cm

21.4*33.6と書いてありながら、215*170*28というのがありますが、これは半分に折りたたんだ状態を書いているみたいです。

真ん中の餌がメダル状だったものが、空洞のあるドーナツ状になっていますが、最近切り替わったらしく、全部製造は「タカギ」がやっていると予想したのですが、OEM先の記述がないのでわかりません、ただ、標準的なサイズで多くは流通しているようです。

ダイソーにも置いてあり、これもタカギなのか怪しいですが、サイズは、33.5*21.5*3とあり、長さと幅は共通です。

粘着シートは、サイズがほぼ統一されているみたいというのがわかりました。

 

段ボールの靴箱については、いろいろあるらしく、ネットのシューズボックスとして販売されているものに、適合するサイズはありませんでした。

おそらく、メンズの体積のあるジョギングシューズ向けなので箱のサイズは最大に近いもので、多くの靴箱は小さく今回の用途に適さない可能性が高いと思われます。

たまたま、ミズノの茶色い段ボールシューズ箱(34.5*22.5)がちょうどよかったという可能性がありますので、よく吟味して、ショップで貰うなり、メルカリで売られている箱を手に入れるか、工作で加工して作るなりしてください。オーバーサイズなら入りますが、小さいと使えません。メルカリなどで空箱が売られていて入手は容易ですが、残念ながら出品者の方がサイズの説明無しに販売されているのがほとんどで判別がつかないと思われます。段ボールでの工作で作れるのでわざわざ靴空箱を購入する必要はないと思いましたが、靴箱の片開きでしっかり閉じられる構造でぴったりというのは、(どの程度長く使えるかは別として)手に入れるだけの価値がある気はします。

靴量販店の実店舗で、試着ついでに箱の計測もして、同じデザインの空箱だけをメルカリなどで入手するというのは問題のある行動とは思えませんので良い方法に思えます。というか、普通に靴の買い物をして店員さんに事情を話して(空箱のゴミは大量に出るはずなので)適合する空箱を譲ってもらうというのが健全かと思います。

(実験段階ですが)需要があるのに入手が面倒というのがわかったので、粘着シートメーカーがサイズの合った靴箱のような段ボール箱をオプションで追加販売してくれると最終的な解決になるのかなと思います。