遺産となったエロゲの稼働できるPCの模索

久々に、エロゲ(環境構築)に嵌りました。完全に引退した感じなのですが、昔のエロゲコレクションをやるとその作品の完成度の高さ、当時の熱量の多さに当てられます、これは一つの時代の遺産として後世に残すべき芸術品です。昔のエロゲをいつでも動かせる環境を常備しておきたいという願望をかなえるのに時間を使いました。

昔、環境として完成していて、

①最新の64bitOS(windows10 64bit)

②VBOXの仮想環境OSで(windows7 32bit)

基本的には、①で動かないものは②で動かすという組み合わせで一応完成していました。

不満点は、仮想環境ではエロゲのフルスクリーン表示ができるものとできないものがあってその点不満でした。ウィンドウ表示しかできないものは、拡大アプリなどで補完できるものもありますが、やはり窓で我慢というものが一部ありました。

 

この理想的な環境が大きく変わった理由は、

①最新3Dゲーム用に、グラボを交換したこと。

②windows10⇒windows11(どちらも64bit)に移行したこと

③VBOXが6.0-6.1から7.0で大きくバージョンアップされたことが原因です。

まず、①はグラフィックカードの買い替えは難しいの通り、最新のグラボにするとドライバが変わりこれまで問題のなかったものが対応できなくという事態が、VBOX6.1のwindows7で起きました。確か、これまで問題なく起動できたのができなくなるというような不具合が一部で発生しました。この点で言うと、1台のPCで最新と遺産を両立させるのは難しいという結論だと思います。やはりメイン機は、最新のグラボが必要です。

②は、実のところ問題は無いだろうと思っていたのですが、一部のエロゲでプレイ不能になっているものがあります。

③が、一番問題で最新版を使えという感じなので移行したら、これまでうまく起動したものが、Direct描写(3D)が不具合があるらしくことごとく起動しません。API描写で起動しますが画面が粗かったり代用となりません。フルスクリーンの挙動も一部で変わったりしていました。ただ、最新のグラボ問題①での不具合が最新の③に移った所、一部改善したので、最新のグラボであれば最新バージョンのほうが良いというケースはある様です。枯れたグラボで完成した環境が壊される感じです。この原因は、仮想ソフトのグラフィック変換能力の完成度(VBOX7.0)の低さです。AMD、ゲフォ両方のグラボで同じような描写不具合があったので、ゲフォのほうがシェア大きいですが大して状況に違いは無いようです。7.0では、DIrect3D(winodws7のテーマにあるAERO機能を使うとウィンドウ枠が乱れる不具合描写が現れます)が、両メーカーのグラボで問題があるのを確認しました。

という状況だったので、枯れたパーツのサブ機に、仮想環境を作って仮想ソフトの強みですが既にあるエロゲが詰まった仮想OSwindows7 32bitをエクスポートして、丸ごと複製しました。その環境では、グラボが枯れていますが③の問題があったので7.0から6.1に古いバージョンのVBOXに戻しました。これで、枯れた(内蔵)グラボのVBOX6.1という安定環境が手に入り、従来通りの最新PCと仮想PCで2台に分けてエロゲを補完することができました。

そこで気が付いたのは、最新のwinodws11になって、これまで仮想でしか動かなかった古いエロゲが、最新OSで動くようになったのが一部あったこと。逆に、仮想で動いていったものが動かなくなる事態があり、細かくですが、互換性は改善されていたり、ハードが新しくなってこれまで大丈夫だったものがダメだったりと、久しぶりに動作確認するとこれまでと違うという事態は起きるようです。

繰り返しになりますが、AMD派でゲフォ製品使っていなかったのですが、ローエンドグラボを購入して試したところ、たいして完成度に違いが無いというのを確認しました。

古いエロゲで、windows11では動くけど、仮想環境は全くダメ。割と新しいのにwinodws10 64bitでは動くけど、windows11ではダメ。仮想win7 32bitは大丈夫というのまでありました。基本はそのままですが、一部で変化があったのは意外でした。

とりあえず、2台のPCで稼働ができる環境を取り戻しましたが、フルスクリーンにできない問題の解決には、中古ノートパソコンに「本物の」windows7 32bitをいれてエロゲ専用PCを作る必要がある気がしてきました(というかやる気になりました。)

ノートからモニターに繋げて、快適にプレイができる環境は贅沢ですが持っておくと面白そうです。もう、古いエロゲは増えることはなく遺産として残していくのですが、仮想環境でほとんどのソフトは稼働は出来(以前は遅い感じでしたが描写が自然に進歩した気がします)ますが、フルスクリーンにできないなど不満がある場合は、エロゲ専用ノートパソコンは趣味として取り組んでみてはいかがでしょうか。

というわけで、エロゲ専用ノートPCなのですが、

世代が古すぎても、快適性や入手性などの問題があるので、互換性に問題のないwindows7 32bitが最適だと思っています。OSをXPにする人もいるようです、この世代ではジャンク価格で揃えられると思います。

とりあえず、当該のOSに対応したできるだけ世代の新しいノートパソコンがいいと思ったのですが、TOSHIBAのB45/Bを私は選びました。まずなにより、デザインがかっこよくて以前から気になってました、Bは法人向けビジネス用なので無駄がなく無骨です、高級感のあるボディの波線が美しく、CPUは少し前まで主流だった14nm skylake世代です、この後のkabylakeでは対応OSはwin10のみとなるので公式対応する最後の世代です。それが、cele3855U、最下級グレードですが、省電力で静かというのがいいです。古いOSを使うのでパワーはあまり気にしません。元から、ビジネス用なので、オプションでwindows7 32bitを選べるので、仕様に不安がありません。

という理由で、エロゲ用ノートに最適としてメルカリで9000円以下で購入しました。

数年おきに、思い出すたび期待して失望するのだけど、「互換モード」。今のところ試して改善したケースが無いのだけど、これは無視していいみたい。

ゲフォならこういうトラブルが無く天国に違いない⇒同じでした

ノート専用機なら快適に違いない⇒

常に、期待している。

B45/Bが届きました。美品ですが、大きいです。その分安いのですが、小さいほうが扱いが楽です。CPUは省電力で、本当に騒音が無い、AMDはコア数が多い代わりに28nm製品はにぎやかです。対照的。

更新しながらの作業では、遅延を感じますが、通常時は問題ないレベルです。

エロゲ専用機であれば、ATOMほどでない非力さは問題ないです。とても静かですし。

HDDが最も音を出しますが、気にならないレベル、ボトルネックでもあるのでSSDにするのもありですが、エロゲ専用機としてはあまり気になりません。この先、2.5インチSSDはM.2の主流化で、不要になってくるので流用待ち。購入しても250GB3000円以下です。分解する手間を考えて今回はそのままです。(結局SSDにしました。起動が早くなり快適です。)

windows7 32bitのインストールですが、最新のwin10が入っていると古いWINは新規インストできないので、ubuntuでフォーマットもしくはubuntuOSにしてしまいます。そこに、win7を新規インストールします。

skylake世代以降なので、実質その世代だけの問題ですが、インスト作業、インスト後の操作でUSBが使えません。GIGABITEの回避策が有効でしたが結構面倒です。この世代を避けてより古いものを選ぶ方が楽でしょう(B45Bがおすすめできない理由)。やる気があればできますが、インストが上手くできなかったり、途中で止まってしまったりと不確定要素があって面倒でした。やる気があれば最後までたどり着けます。(WIN11環境)

同時に、BIOSでの設定が必要で、CSMブート(UEFIではダメ)、高速起動なし、TPM無効などやりました。

このあたり、注意事項とUSBインストメディア(USB問題回避済)が、マニュアル化できたので(もう無いと思うけど)今後は困らないでしょう。

このエロゲ専用機どう置いたらいいのか、どう運用するのア考えたのですが、最終的に、2台PC体制として、KVM切り替えで、モニター、マウス、キーボードは既存のものを共有という形が理想です。後は、ノートは電源を入れる都合開きっぱなしの必要があるのですがデスクトップ上に、背後に壁置きが空間を使わず邪魔とならずベストでした。押入れPC

その後、唯一の不満、サイズが大きすぎるというわけで

5000円以下の①11インチノートPCを探すことになりました。

acer C3-111というノートを見つけて、インストしましたが失敗です。

CPUが32-64bitどちらも対応しているから大丈夫と甘く考えていましたが

WIFIバイスが64bitのみ対応で、32ビット環境で使えない。

無理に使おうとすると画面落ちするので、無理です。

エロゲを試していませんが、WIFIが使えないなど万全でない環境は不便です。

②OSが32bit対応の記述がある物しか選べません。

候補としてわかったのは

acer C3-111 ダメ C3-113 一部のモデルで対応 C3-115 ダメ 

という感じです。

この条件があっても、置き場所を想定して、③電源ボタンがどちら側にあるかも重要。④USB3.0HDMI、電源ソケットがどこに配置されているのかも重要です。手前側にコードが来ると、HDMIやUSBの切替器のスイッチの置き場と重なり致命的になります。

もうB45Bで環境は出来ているので、趣味として理想のかたちをゆっくり模索する感じでいいと思います。windows8を甘く見て失敗ですが、学習しました。

Lenovo ideapad Flex 10  電源ボタンがサイド
dell 11 HDMIが手前
acer B113 HDMIこっち側
HP Pavilion Touch Smart 10-e003au F4A18PA#ABJ AMD A4-1200 1.0GHz 2GB 320GB 10インチ HDMI こっち側
Vivobook hdmiこっち側

という感じで探してみたのですが、結果としては候補となるものが見つかりませんでした。

B45/Bの写真の通りのレイアウトは理想的でした。11インチという小型では実現できない配置なんだろうと思います。思いもよらず、今のままでいいという嬉しい結果になりました。

ここまできて、気になったのが、VMware。VBOXのライバルですが、ゲフォ資本が入っており、もしかしたらフルスクリーン問題解決できたりと期待しました。

インストール記事から、導入簡単なのだろうと思ったら、大変でした。管理者権限がないとはじかれる。winodws7 32bit入れた後に、VMwareというのを入れるのですが、フロッピーの設定項目をいじらないといけないとかあってつまずき、次はインスコができませんでしたという問題で、セキュリテぃを疑って設定やソフトを弄ったら、原因はアップデートが終了して更新が追いついていない事でした。SP1から手動でパッチを4つほど、3回の再起動などやってやっとできるようになりました。こういう情報をのせてくれているサイトがあって助かりましたが、普通に挫折するレベルのわかりにくさでした。結果、VBOXとradeonの組み合わせと違いはほとんどないことがわかりました。実機のwinodws7 32bitが最強、快適です。多いのはXPなのですがいまいち選ばれる理由がわかりません。

追加情報 WIN11(メイン)とWIN7(サブ)で、CPU切替器(KVM)とHDMI切替器を使って、1つのモニター、マウス、キーボード、ヘッドホンを共有して使っています。

以前別の場所で使っていた、CPU切替器は何の問題もなく使える(嘘↓)のですが、HDMI切替器に2つの問題があり、その解決法を探しました。

アマゾンで、HDMI切替器を3種類試しましたが、   違いなく同じような感じですが、②だけ単純に初期不良で2番出力が全く反応なく不良品でした。

それで、問題の1ですが、WIN11で起動時はちゃんと画面出力されるのですが、WIN7に切り替えて少し時間が経つと、WIN11に戻した時、シグナルが検出されませんという反応になり画面が映りません。WIN11本体はちゃんと稼働しているのにです。

このWIN11信号ロストは、原因は、USB2.0しか対応していないCPU切替器(ELECOM KM-A22BBK)をUSB3.0口に挿していたからでした。USBメモリなどでは、3.0は2.0の上位互換ですが、CPU切替器については互換性は無いようです。他でもトラブル対策のためにもUSB3.0と2.0は別物という認識は持っておいて良さそうです。特に今回の場合、A(WIN7)のUSB3.0口に挿して、B(WIN11)はUSB2.0口に挿しており、その状態で、Aを使用した後(数分)、Bに戻ると、HDMI、USB共に(ここが大事)反応が無くなり、本体だけが動いているというフリーズが起きていました、USB3.0の高電流によるショートが原因と様子。とりあえず解決、CPU切替器は本来誤作動なくしっかりとして物です。

USB3.0 2.0別物問題。古いUSB延長ケーブル(これがUSB2.0専用)から有線マウスで不良、カーソルが少ししか動かない動作不良が起きる。対応はしているがUSBアンプのノイズが違ってくる。など

問題の2ですが、WIN7側で、かなりの頻度で、切り替え時、緑色の砂が飛び散ったようなノイズが発生します。HDMI切替器を使用することに発生した不具合です。

スクショを撮ってみましたが、映らないので、映像信号とは別のノイズです。

切り替えによって消えて正常になることがたまにありますが非常に面倒です。

解像度を、別のものにすると治りますが、1回では別の解像度に、2回で元に戻せますが面倒です。

根本的な解決ができないので、現実的な対処法として、右クリックメニューの(インテル)ディスプレイオプションで「パネルフィット」、「ディスプレイスケールを維持する」を他の「縦横比維持」などに変更すると1回で治ります。エロゲ目的の使用ではフルスクリーン表示に影響がなさそうなのでこの方法が最も簡単です。

インテルのグラフィックアプリが更新されたのか、右クリメニューの項目にディスプレイオプションが無くなってしまいました。一発解消という条件を満たす方法はあって、ショートカットキー「CTLR+ALT+F11」でパネルフィットメニュー変更ができます。

 

これで、2台体制のエロゲ専用機の運用が実現できました。

まだ続くのですが、USB3.0でなくUSB2.0の使用(3.0対応のCPU切替器は高い)になり、奥側に配線のある神仕様とはならなくなり、どうも小型のノートPCへ浮気したくなりました。ただ、デザイン良くCPUは14nm世代と文句が無くどっちを使うのかはわかりません。USB2.0の位置も先端付近で干渉回避できてるのでダメという状況ではないです、下の写真の通り。

その優柔不断な状況で、候補に挙がった最終候補。32bitOS対応、10-12インチ、(可能であれば電源)・HDMIUSB2.0が右側にある(写真の通り私の設置場所の都合です)、電源ボタンが左側、というノートパソコンは、lenvo hinkPad Edge E130(intel)でした(E135,E145(AMD)はHDMI位置が変更され仕様が違います)。

CPU 32nm世代と古いのですが、win7時代のノートパソコンなのでヤフオクメルカリで5000円以下で探せば見つかります。ジャンク品で2200円、HDDなし、メモリ2GBなので部品追加必要ですがSSD、4GBにして試す予定です。(すみません、B45/B体制で不満が無いので止めました。)E130は私の環境では理想的だと思います。

 

仮想環境でエロゲは起動はできるがフルスクリーン化できない、拡大鏡(蜃気楼)を使って拡大は出来ても操作に難があり大変で、実機が一番という流れだったのですが、某所で解像度を合わせればフルスクリーン可能ですけどという指摘を受けてできることを思い出しました。実は、スクエアモニターからワイドモニターに移行する時、アスペクト比の保持(エロゲが横伸びする)という問題が当時あって、その解決法として、同様に解像度を合わせるという方法がありました。ですが、その方法が結構面倒で、モニター設定(ハード)でやるか、WINDOWS設定(ソフト)でやるか手段があったのですが、ソフトでやるのが無難という感じで落ち着いた記憶がありました。その時の記憶が、解像度を合わせるのは大変という印象を持っていたのですが、実際やってみると簡単でした。

方法は、エロゲに書いてある仕様 グラフィック800x600以上の解像度 という項目がありますが、これがエロゲの動作解像度で、これを拡大してフルスクリーンにしています。なので、ホストOSの解像度をこの場合800x600にします、ゲストOS側ではホストOSに解像度を追随する仕様(VBOX、VM共に)になっているので(なっていなくても簡単に変えられます)そのまま、エロゲを起動するだけです。年代によって違うのですが、2010年代ごろの多くは800*600仕様です、私のエロゲの多くはこの年代です。エロゲの年代、メーカーによって1920*1080だったり1280*720だったり都度変更が必要です。最後にホストOSを戻す必要もあり、この点が手間です。ただ、蜃気楼のような拡大ソフトを使いより操作に問題が無いので、こちらの方しか使わなくなると思います。

私の環境では、WINDOWS11が800*600が最小解像度で、割と古いエロゲでは640*480なのかどうしてもフルスクリーンにできない(8割サイズにはなる)ものもありました。蜃気楼で拡大すると結構荒かったので、これは実機を必要とする種類のものだと思いました。VBOX7.0で最新グラボは、以前はダメな感じでしたが、AEROが無効であってもほとんどのエロゲが動く感じです、またほとんどフルスクリーンできました(これらのエロゲは、WIN11で稼働しない、フルスクリーン(全画面)ができない(これだとWIN11の解像度を落とせばフルスクできるソフトもあるかも?未検証)ものなのですがクリアできています)。

現在、7.06は未成熟でAERO描写に問題があり、無効にした状態であっても動くようになってきました。この状態で、3D系の崩れがあったりしますが、時期的なものだと思いま※ 7.0.8以降、AERO問題なしです(7.0.10で確認)。

何というか、仮想環境で、稼働とフルスクリーン、解像度合わせすれば問題ない感じです。ただ、手間がかかる、挙動・描写が完璧でない、動かないものもある、エロゲにより音質が悪い場合があるなど、実機の完璧さには間違いなく劣ります。ただ、フルスクリ-ン化できるので、仮想化環境でほとんどのことはできるのは間違いないです。その点、侮ってました。これだったら、実機は1台で十分です。

 

エロゲ遺産を残すために、実機が無いとまずいでは困る。仮想環境では、フルスクリーンできないしという危機感があったのですが、仮想環境でフルスクリーンできるのでそれほど危機的状況ではないという事がわかりました。ただ完璧に動作する環境は、実機でしかなく、実機は時代と共に32bitPCは入手困難維持不能となります。なのですが、仮想環境でどうにかやっていけるだろうという状況というのがわかりました。とりあえず、課題は全て解決できました!