グラフィックカードの買い替えは難しい

AMD RX560→RX6500TXに買い換えました。

動画再生支援がないことで困らないかとか悩んでの買い替えでしたが、何か支障があることもなく、ダクソ3などのsteamゲームが、遅延なく動き、グラも向上して満足できました。

ただ、予想できなかった問題が見つかりました。

仮想化環境で古いゲームをやるために、VBOX7.0(ゲストwindows11ホストwinodws7 32bit)を使っているのですが、グラボ自体のドライバの熟成とは別に、VBOXのグラボ変換が新しいグラボに対応できておらず、RX560では問題なく動いていたものが、新しい環境では、AEROを有効にしてのゲーム起動が全くできなくなったり、AEROを無効にして正常に起動できるのが半分ほどと不具合が発生してしまいました。

この原因は、VBOX6.1→VBOX7.0で変化(6.1では起動が全くできなかった)があったので、VBOXのグラボ変換が未熟なのが原因で、グラボのドライバが原因ではありません。VBOX7.0がより熟成されればそのうち解決されると思いますが、多数派のnVidiaでなく少数派のRADEONであることも関係しています。開発ソースを、多数派に優先するのは当然で、nVidiaでは不具合ってある?みたいな感じでこういう問題に遭遇しないのかもしれません。

つまり、nVidiaのシェアは圧倒的(単品グラボN8:A2)、内蔵GPUではインテルが多数派(インテル7:AMD3)なのでグラボは多数派のほうがドライバの対応具合などで有利です。単品グラボ、内蔵GPU両方手がけていますがどちらも少数派のRADEONは、コスパは良い面がありますがこのような不都合に遭遇する様です。この状況だと、インテルの単品グラボarcは、製品そのもののドライバの熟成具合も課題ですが、仮想化ソフトのグラボ変換対応でも、ごく少数派であるので冷遇されるのは間違いないでしょう。

GT710というゲフォのグラボを購入しましたが、ryzen 3200Gの内蔵グラフィックと同じ感じです。どちらも枯れていますが、2大メーカーのVBOXでの完成度は変わりませんでした。

第三極として、新規に参入した単品グラボインテルarcですが、相当厳しい。AMD RADEONですら厳しいのに、それ以上に厳しい環境です。

このようにグラフィックカードの市場は、1極化しやすい事情があり、3極化するとユーザーは選択の幅ができて競争で値段も下がり歓迎ですが結局多数派を選ぶことに品質でのメリットがあります、また開発側では対応するソフト開発の負担は単純に2から3に増えるので、ただ負担が増えるだけの都合、受け入れられない気がします。

まとめとしては、グラフィックカードは多数派の製品を買ったほうが無難AMDでCPU、GPU共にこだわって使っている立場として思いました。そして、不都合に遭遇しないためには発売からある程度、年数の経った枯れた製品を選ぶことが大事というのはグラボ購入の格言として普遍の様です。