戸袋式の引き戸のつまりの原因

最新のユニット式の引き戸は、吊り下げで非常に軽く開閉ができる。

家の古いものは、障子と同じで、プラスチックの滑りレーンの上に、重い引き戸を動かすので、非常に重かった。ユニットでなく組み付け式です。

これが、重いのを相談すると「良いものがある」とのことで、大工職人の仕事で、金属レーンにシリコンのタイヤをつけた引き戸に改造してもらい、軽く動くようになり快適になりました。

そうなって、10年以上経って、引き戸がある箇所で詰まる重くなるという現象が起きて何が原因かわからなかったのですが把握でき解決できました。

まず、見たところ、扉が擦れている箇所があります。これは年数が経って木材がたわんだ事によるもので、これが原因と思って、擦れている面(引き戸側を削ると削り箇所が見えてしまうので、戸袋と引き戸の隙間を隠す木片(これを外さないと引き戸が取り外せない)側を削ったり、上のくぼみに入っている引き戸の頭の横部分を削ったりした)を削ったのですが効果は薄かったです。

横の面の接触ではなく、どうも引き戸の底がレールと接触してキツキツになり動きを妨げているのがわかりました。

予想するに、シリコンタイヤの摩耗、引き戸木面底部分を削る、シリコンタイヤの組み付け部にワッシャーを挟んで高さを作るというのを考えました。

実際、引き戸を外して、底面を見たところ、

シリコンタイヤは釘で打ち込んであり取り外しが不可能、タイヤは摩耗している感じはありませんでした。丈夫なものみたいです。

おかしいなと気づいたのは、外側にほこりがフェルト状に詰まっており、これが特定の位置でレーンと接触して動きを邪魔して重くしている原因だったみたいです。

なので、フェルトを除去して凸っぽくなっていた木面を荒い紙やすりで削って、全体も整えて戻したら、動きがスムーズになり解決しました。

もう一つの同様の症状の引き戸も、同じ感じでフェルトがあり同様に処理しました。

結果、解決できました。

タイヤ・金属レーンの引き戸の動きがおかしいなという場合、横面のスレが原因ということは少なく、多くは底面にホコリがフェルト状になってレーンと引き戸が接触して重くなるということがおきているみたいです。

引き戸タイプだけで、開放4面式引き戸では問題が起きないのでほこりの溜まり具合、使用頻度、戸袋内に手が入らないので清掃不足でレーンを設置しているので隆起があって引き戸持ちて側底がレーンに擦れやすいというのが関係しているように思います。

程度はあっても、動きに異常があれば10年位に一度は底面の清掃をする必要があるようです。

ガラスの入った重い引き戸は、タイヤに金属レーンにして動きが軽くなりました。

ほかに、障子、襖などの軽いんだけどフルサイズで重いものについては、滑りシールというものがあり、

下部にテープというのは定番ですが

上部側にプラスチックの滑り具を付けると、より快適に動くみたいです。

最初は、タイヤ式と比べておもちゃのようで耐久性がないだろうからどうなんだろうと思ったのですが、付けてもらった(どの方法も底が上がるので、上部の凸部をカットする作業が必要。タイヤについてははめ込み部をノミとドリルで削り出す作業をやっていました。どれもかなりの枚数があります)らタイヤ式と同等に快適になりました。

室内の重い引き戸、襖・障子の軽い引き戸、両方軽く動かす方法があるので、重いのを我慢して使っている場合、もったいないことをしていると思います(大方の家は、解決している問題だとは思いますが)。