至高の実用スポーツ自転車TB1 メンテナンス改造編

ママチャリのメンテナンスというと、一か月に一度は空気入れが必要程度ですが、スポーツ自転車は、それに加えて数か月に一度の注油(雨ざらしは頻繁に)、半年程度での前輪Vブレーキパッドの摩耗交換が必要です。

まず、空気入れですが、自転車を乗るうえで最も大事なメンテナンスになります。TB1の場合、普通自転車(ママチャリ)と同じ、イギリス式バルブなので、一般的に広く使われている空気入れが使用できます。どの自転車も空気入れ作業が必要なので、2か月に1度程度は、様子を見て所有しているタイヤもの(自動車などの大型タイヤは別として)の空気入れを全部やってしまうと(空気入れの面で)メンテ不足のない快適生活が維持できます。

空気入れのコツは、十分入って硬くなった状態に1-2回余分に注入して圧をかけておくと時間が経って少しずつ空気が抜けてもやわらかい状態にはすぐにならず、硬い状態がながく維持されるので管理が楽です。ちょっと緩くなってきた時に、少し圧を掛ける程度注入するという感覚だと間違いはありません。乗り心地が良いのは、空気圧が少し緩めの時ですが、すぐに緩すぎる(空気不足)になるので管理する上では、維持するのが難しく一般向けではありません。

空気入れの失敗としては、TB1のタイヤはママチャリと同じ普通のタイヤ普通の空気圧を必要とします。本格的なクロスバイクロードバイクは、フランス式バルブでタイヤの太さが細く空気圧を高く設定されたものが多いようです。TB1をスポーツ自転車と勘違いして本格的なスポーツクロスバイクの空気圧を入れるものだと勘違いして、空気圧計測機能がある空気入れで、十分入って硬くなったタイヤに10回ほど空気を注入してカチカチになる状態にしたことがあります。こんな硬い状態でいいんだと思いながら駐輪場に置いたのですが、1週間後、乗ろうとしたら前輪がパンクしていました。チューブ交換だけでなくタイヤとの相性で(無償でしたが)タイヤとチューブ両方交換することになり、本当に失敗しました。ただ、後輪も同様に異常高圧にして前輪パンク後圧を抜いたのですが、(先のことはわかりませんが)現在も普通に使えているので丈夫にできています。

という話なのですが、硬くなって1-2回圧を入れるというのは問題がないという参考になるのかわからない話ですが、気を付けましょう。(TB1を含めた一般自転車の空気圧の話です。)

空気入れ作業と同時に、注油なのですが、チェーン露出で屋根付き、雨での利用はまずないので、湿らす程度に軽くするだけで済みます。一度、雨に降られたことがあるのですが、TB1ハンドル部の固定ビス(シルバー)がすぐに錆びて茶色っぽくなったので本当に雨ざらし置きは、やってはいけないと思います。すぐに全体が汚く錆びてきます。

まめに注油をすると、チェーンの赤さびが防げる、逆に言うと、異音を出しながら粉を拭いたように茶色くなった錆びたチェーンは注油メンテをやらずに雨ざらししている自転車という事です。

定期的に、私の場合ミシン油ですがチェーンに注油しましょう。

 

空気入れと注油は、自分でできる(やらないといけない)メンテなのですが、ブレーキパッドの摩耗は、お世話になる自転車屋さんを持って、半年から1年に一度交換してもらうことになります。交換目安は、前輪ブレーキを掛ける時、レバーをかなり深く握らないと効かない状態になったらVブレーキパッドの交換時期ということです。パッドの摩耗とブレーキレバーの深さは、直接関係があります。

TB1の場合、後輪はローラーブレーキなのでこちらは交換は不要です(代わりに制動力はかなり弱いです)。前輪のVブレーキだけしか仕事をしていない状態なので、前のみの交換で摩耗頻度は高くなりますが、前のみなので費用効果は悪くないです。前輪のVブレーキパッド交換調整で(たしか)1800円程度だったと思います。部品と技術料でこれですから、専門家に任せるべき内容です。

そして、自転車屋さんからの有益な情報として、TB1の前輪ブレーキとして出荷時に搭載されているのは、シマノ以外の部品メーカーによるVブレーキ一式です。これは、シマノVブレーキパッドと比べると7割ほどの接地面しかなく、制動力・摩耗の面で不利です。パッドだけシマノにすることができるので、それをするだけでブレーキの印象がかなり変わります。さらに、パッドを動かすVブレーキ本体ごと、シマノVブレーキ(一式で2000円以下)に交換」することができるので、これもパッドの摩耗交換する機会に一式交換してもらったほうがいいです。本体ごとシマノVブレーキにすると、ブレーキがガチっと決まる感じでパッドのみよりフィーリングが良くなります。お勧めの、改造です。

 

 

また、パワーモジュレーターという安全装置、ブレーキの効きをマイルドにするものが標準でついているのですが、普通に乗っていて、ブレーキの加減は自然と身に着けることができますし、坂道ではブレーキの効きが弱くて制動力に不満が出てくるので、これは無いほうがいいです。自転車屋さんに勧められてやってみましたが、無いほうが自然な感じで印象がいいです。ブレーキワイヤー交換という感じになるのですが、2000円程度の費用だったと思います。「パワーモジュレーターの除去」これも同様に、TB1でお勧めする改造です。

他のメンテとして、梅雨の時期に、ブレーキパッドが鳴くという現象があります。気になったので相談したのですが、湿気のある時期だけの一時的なもの(現在鳴らないので的確)。Vブレーキパッドが接触するホイール面を研磨ゴムで磨くというのも教えてもらいましたが、研磨大変なので作業が好きな人はやってみるといいと思います。私は、あまり必要は無いなと前輪だけなのですが、気にしないことにしています。

メンテナンス改造編ですが、こちらはお付き合いのある自転車屋さん(TB1の場合、スポーツ自転車が好きで趣味にしている人を推奨)を持って、コミュニケーションを取りながら取り組んでいく必要があります。目に見える形で丁寧に仕事をしてくれる自転車整備士を尊敬する気持ちが湧いてきます。

 

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