ダイハツ ハイゼットトラックに純正ディスプレイオーディオ取り付け(DIY)

ダイハツ ハイゼットトラックの純正CDデッキ取り付け状況(2017)は、S200シリーズのハイゼットを5年ほど1DINデッキのCDプレイヤーで使ってから、ワイドタイプの2DINのCDプレイヤーを加工して取り付けるという記事でした。できましたという記事で中身がなく自分で読んで驚きました。

今回は、S510P(S500シリーズ)のハイゼットトラックの新車、オーディオレス仕様車に、DIYで「ダイハツ純正6.2インチディスプレイオーディオ」をDIYで取り付けるという内容です。

機能的に、純正CDデッキから純正ディスプレイオーディオ(以下省略してDA)になって、USB再生ができる点が進歩しています。

以前、別の新車(S510Pで本体内蔵モノラルスピーカー付きラジオデッキ)に2DINの純正CDプレイヤーと純正ステレオスピーカーを取り付けた経験があるのですがほとんど忘れてしまいました。覚えているのは、S500はデッキパネルが外しやすいという点だけです。

デッキは、24PIN(USBで必要)、10PIN(オーディオ用)、ラジオジャックというコネクタがあります。6PIN(オーディオ用)はリアスピーカー用で今回は不要です。

車体の配線は、枠の中に、24PINと10PIN,ラジオジャックが固定され収納されていました。

タント以降、ダイハツは24PIN仕様になったという情報があります。これは、タント以前のダイハツ車体もしくはダイハツ以外への取り付け時に、変換ソケットを使うと、夜間の減光調整(暗くなりライトをつけるときに、モニターの光量が落ちない)ができないという、長期的に使うには問題があったようなのですが、現行のダイハツ車種では、ディスプレイオーディオが必要とする24PINは、標準でついていて、変換コネクタなど不要で、そのままの配線をつなげればいいだけのようです。2DINの純正CDデッキの時は、10PINとラジオジャックだけしか配線は必要なかったです。

ダイハツのオーディオレス新車に、ダイハツ純正のオーディオをつけるのはややこしいことがなく簡単に取り付けができます。

オーディオレスなので、配線の見える枠があるのですが、配線の確認でいくつかの難所の一つだと思われる個所は、白い10PINコネクタです。

枠の中に、固定されて収納されているんですが、ラジオジャックはただ引き抜くだけ、24PINは手でひっかき部分を押すと、嵌めている枠から簡単に抜けます。隣の10PINは太いケーブルと少し干渉して引っこ抜けないのかと疑いましたが、原因は、コネクタの引っかかりツメがかなり深く押し込まないと抜けないということです。これを抜くためにかなり時間を費やしました(以前もやった気が何となくするので覚えておいたほうが良い情報です)、結局、10PINは、(おそらく)ラジオペンチが必須です。これで中央部のツメを強く押し込んで引き抜くことでしか解決できませんでした。下手をすると配線を痛めてしまうのでかなり負担のある試行錯誤なので慎重にやってください。これで準備ができました。

(中古ナビ)ダイハツ純正のナビを中古で手に入れて取り付けるのもアリだったかもしれない。ETC、テレビ、(軽トラは後方視界が良い)バックカメラは不要であれば、GPSアンテナだけ設置すればいいだけ。GPSアンテナは、フィルムの場合は配線が困難だが、設置式のGPSアンテナは露出(スピーカーカバーに小さな穴を開けてケーブルを通すのは容易)、パネル内に隠匿共に素人でもできる感じ。

ナビを取り外し取り付けをしてもらうときに、テレビはほとんど使わないのでフィルムアンテナでない方法はないのか聞いたときに、設置式のGPSアンテナの話がなかったのは騙されていた感がある。ナビとオーディオだけなら、自分で設置できてしまう。

ただ、高齢者との共同使用では、ラジオ・CDを使いたい場合、ナビの多機能で複雑なインターフェイスはかなり使いにくそうだったので、純正のわかりやすい画面とボタン配置の単機能純正オーディオのほうが向いている。それと、軽トラにナビがあってもほとんど使う機会はないのでやはり不要ではある。もう一台のナビ完備の車があればなおさら。あると便利はなくても良い。

(純正パック)ディスプレイオーディオパックが新車購入時に選べ、6.9インチが7万。9インチが9万となっていました。こちらは、バックカメラ・工賃込みですが相応に費用がかかります。DIYで軽トラに気軽に、中古として潤沢に流通して数千円で手に入る純正デッキが取り付けられるのは楽しい改造になります。

年々、車の装備が高度になって素人DIY向きでなくなっている気がします、おそらく軽トラ以外だと私はDIYでいじることはありません。軽トラというある程度、原始的な自動車では、素人がどうにか手を入れられる程度の余地があるように思います。


(実際の作業)

まず、部品として、デッキ本体をはめ込んで固定するブラケット取付金具880円が必要で取り寄せ。その金具L字金属プレート*2と先の尖ったネジ*3が付属。このネジがデッキ本体側片方3穴合計6穴に使うものなのか、車体側4穴で1穴すでにボルトがあり車体骨格と連結しているものがあり、どっちなのか両方なのか迷う、ダイハツの担当者の方に伺って、ボルトの先の尖っているものは車体側だそうです。デッキ側は、先端が平で刻みの細かいものでサイズの刻印がデッキ自体にありM5*8MAXという表示があり、お店で用意してくれそうだったが、全容がわかったので、こちらで用意しますということで感謝して電話を切る。ホムセンで、M5*8を探したがM5*10以上のものしかしかなく、MAXという表記がある以上、在庫として扱いがあるであろうオートバックスに相談しようと思ったがとりあえず、M5*10の4本入り(120円)を買って試すことにした。デッキ側は片側3穴であるが2穴埋めれば強度があり、L字金属プレートどちらの側(たて、横)も、ボルトとは別に凹凸ではめ込む部分があるので、固定してしまえばズレは起きないはず(追加でもう一袋買えば6穴すべて固定できるのだが省いてしまった。)。こちらを薄いワッシャを加えて手で入れ込むことができ、プラスネジでないので最後は大型ペンチで挟んで回して締めた(要は簡単でした。)デッキ側の金属プレートの取り付けは完了。

次が、車体のフロントパネル枠を取り外(一緒にハザードのコネクタも手で外しました)してパネルを完全に外してデッキ穴が全開になった状態にします。以前開けたときに済ませましたが、10PINケーブルは手で簡単にはめ込みから外せて、ラジオジャックも手ではずせます、大変なのは24pinでこちらはラジオペンチで爪の部分を押し込んで突っかかりを下げて抜きました。構造がわかっていれば問題ないです。その続きで、ケーブルが折りたたんで固定されていて、長さが足りません。そのため、ラジオジャック側のまとめ紐(ビニール袋野菜のテープみたいなもの)を軽く切って解く。こちらはそれほど困難でhないのです。次が、24/10PINのケーブルをまとめたものでプラの結束バンドみたいなもので縛って奥に固定されています。解き方がわからず、結局、ニッパーで切除することにしたのですが、暗いのでスマホのライトを使って作業をしたらディスプレイに傷っぽいものができて気分が盛り下がりました。通常のライトを持ってきて切除をして外しましたが、そのあたりでこれが正解だったのかよくわからなくなってきます。また、すでにあったネジ(前面片側)も外すのですが、大きな通常ドライバではパネルと干渉して正常には使えません。なので、コマのようなショートドライバーが必要でそれで外せました。

コードを伸ばしたことで、3つの端子の接続ができコネクタを接続して、デッキを押し込み、車体と金属プレートがはめ込む位置に持ってきます。しっかりハマりますが、どう考えても奥側のネジは隠れていてボルトは入れられません。これは諦めて両側の前側のボルトと奥と手前の間のはめ込みのみの固定で強度的に問題なさそうなので、奥は捨てました。狭すぎませんかという話を担当者さんは通常のドライバでできますと言われていましたが、状況からすると、フロントのパネルだけでなく、フロント全体の樹脂パネルを外した上での作用が前提となっているようです。

(販売店で詳細を聞きました)フロントのパネルを外した後、同じ幅で天井のパネルも外せるそうです。

それは大掛かりすぎて私ではできないレベルです。とりあえず、ハメコミはできて前面のボルトですが、最初からボルトがあった左側は、狭すぎてショートドライバが入りません、なので通常のドライバで危ない感じでぎりぎり回してどうにか入れました(ロングドライバがあるとしっかり締められたかも)。しっかり締めた気はしませんがちゃんと最後まで回しました。右側はショートドライバが使えたのでそれでボルトを固定しました。結局、ボルトの固定に関しては、はめ込みもあるし全部じゃなくても固定はできたし大丈夫なはずという感じの作業になってしまいました。そこから、パネルを元位置においてハザードのコネクタを繋げて、しっかりはめ込みました。

6.2インチDAの設置状況は、カメラなし、ナビ無しですが、軽トラの使用状況にはよくあっていると思います。USBメモリが使えて、タッチパネルでの使い勝手は悪くありません(USBメモリの中のアルバム曲がAの1曲め、Bの1曲め、Aの2曲め、Bの2曲めという感じでアルバムごとに再生できないのが謎でしたが、再生時にフォルダというカテゴリで操作すると通常の再生順になります。説明書だとわからない大事なことです)。6.9インチ9インチの最新だとCDドライブが省かれているみたいですし、後ろの接続端子がより増えています。カメラは取り付け(取り付け・配線だけでなく電気配線を取るとかもある)が大変、ナビは設置式のGPSアンテナだと設置はできそうですが両方、軽トラの場合、必要性が微妙です。なので、純正の6.2インチDAの取り外し品(6000円で手に入りました)を、S500シリーズの軽トラに取り付けるのは非常に良い組み合わせだと思いますが、取り付けはこんな感じで素人仕事感で終わる気がします。

S500シリーズの軽トラで、モノラルラジオ付きの状態から、純正スピーカーを追加して純正CDデッキの取り付けを自分でやりました。また、オーディオレスの状態から、6.2インチのDAを取り付けるのも今回のようにやりました、大したことはやっていません。純正だと配線の関係が複雑でないのでとりあえず素人DIYできるかなという感じです。

短いUSBメモリを常時差しすると、ゴムのカバーが宙ぶらりんで邪魔です。引っ張れば取れるのか試したら、ゴム素材で反しのある突起物でした。最終的にこの写真で落ち積みました。