SP-FS1とSP-FS10の比較

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両方手に入ったので比較。両方無垢板でエンクロージャーのサイズWHDは同じ。ユニットが8cmか10cmかの違いしかない。音質は、10が余裕の低音再生で全般無難にこなせるが、1は低音は期待できないので中高音をメインにした音楽鑑賞向け。

8cmと10cmの2cmのコーンサイズの違いだが、これくらい小さいと明確に低音の質と量に差が出る。FE83NVに交換して低音が出るようになったと思ったが、10の広がった面積分の余裕すらある低音と比べると、頑張って出してる感があり10のほうが自然で上品さが感じられる低音。サイズと低音は、比例する。このサイズ変化でも中高音のゆがみとか解像度への悪影響はあるように思えた、低音の余裕が広がった分中高音のキレと解像度がぼやけた印象、もっと大きくなればもっとその傾向がより強くなるんだろうなというのはわかる、音楽再生中に思うのだが、低音が中高音の聞き取りを邪魔しているような、音楽の中核をなす大事な中音をメインに聴きたい場合、低音が抑え気味のほうがよいという人は確実にいる。迫力の低音を音楽に含めて楽しむ人には、大きな10-16cm。中高音を低音控えめで聴きたい人は6.5-8cmのフルレンジがいいと思う。ニアリスニング環境での話。