写真の様に、13cmウーファー2wayのブックシェルフの上に、SP-FS1を載せている。最初は、滑り止めマットを間に挟んでいたのだが、インシュレーター3点置きが気に入ってしまい、4点では、安定するが響かない気がして音質優先で3点となった、しかし、前2点後1点は後側が1点なので上から後隅を押せば傾きやすく横から押せば横滑りし易いので非常に不安ではある。わざわざ3点にこだわっておいて箱を押さえつけての対策では本末転倒なので、いろいろ調べたら、インシュレーターと箱の接点の周りに囲いをしてストッパーを作るという方法が横滑り対策として有効かつあまり目立たないのでやりたい、水平パッキンをのりで接着するのが一番楽な気がする。
次に、横滑りと傾き対策にもなるサイドガードを100均セリアの鉄板の小型ブックエンドを横にして2つを組み合わせたものを考えたがこれは実際やると問題がいろいろ出そうなので保留。
で、今回すごくいいアイデアではないかと書くのが「スピーカーケーブルを固定」する方法、写真の様に下箱の背後に電気配線で使われるのケーブル保持具を張り付けて上箱のケーブルを固定するだけのもの。この保持具は固定解放が簡単にでき、固定も2段階なので保持具合を調整できる優れもの。固定具合は、ひっかかる程度でとりあえず効果があり使い勝手に悪影響はない、逆にケーブルを外したときに落下せず保持できるので利便性は良くなる。落下防止を優先するならケーブルを完全固定してケーブルを補強(もしくは太いものに交換)すればこういう軽量小型の箱であればほぼ固定状態になる、多方面応用アレンジの幅は広い。これがなぜ効果があるかというと、横滑りは保持部がひっかかり抵抗が発生するため動きにくくなる、傾きも同様に保持部のひっかかり抵抗により縦方向に突っかかる感じになり傾きの抵抗になる。固定なしだと抵抗になるものがなく自由に動いてしまう。
とりあえず、4本でも3本でもインシュレーターで滑りやすく傾きやすい小型のスピーカーの地震転落対策としてケーブルの固定というのは簡単安価でありながら有効だと思う。
後日、他にも有効な対策がわかった「スピーカーの横置き」。当初、土台となっている2wayブックシェルフのリスニング位置が低すぎるのが惜しいなと、視聴すると自然と音の発する下方向に頭が向かってしまい画面とのズレが気になっていた。載せているSP-FS1はちょうど画面と耳の位置の理想的な(個人的に快適な)位置になっている(具体的には、画面前に姿勢よく座った状態で、頭と左右スピーカー位置が水平に正三角形でスピーカーの高さが2-3㎝ほど低いぐらいで、姿勢を軽く崩して24インチ画面を観る時に同じ高さになる感じ)ので、試しに写真の様に上の箱を横置きにして縦置きと比べて3㎝ほど音源位置を下げて上下の2つのスピーカーリスニング位置を近づけて、下スピーカーの土台として3cmのオーディオボードを敷いて底上げすることで下スピーカーのリスニング位置の悪さを改善できないかと考えた。その過程で気づいたのだが、写真の通りSP-FS1は横置きでも見た目いい感じに収まって悪くはない、その上高さが抑えられ横に広がった分、横ズレのマージンが増えたことなどにより安定感が増すことがわかった。
「スピーカーケーブルの固定」に無料で手軽にできる「スピーカーの横置き」を合わせることで、より安全な地震転落対策ができる。
それと、自作インシュレーター。接着ゴムとステンレスの袋ナットの組み合わせ。オーディオテクニカの1600円位のと比べると半額程度で製作できる。金属とゴムのハイブリット構造で先端が一点突起なので正規品にない良さもあって気に入っている。
加えて、オーディオボード。最初石材を検討したが難しく、反りの心配が少ない集成材にすることにした。意外にペア3000-5000円程度で好きな材木を選べるのでオイルフィニッシュのチョコレート色に近く高級家具に使われる、ウォルナット(クルミ)にした。サイズに合う既製品の板を買ってどこかでカットしてもらい自分で角を削るのを想定したが、フリーカットの木材ネット注文が信じられないほどに簡単にできる上に角やコーナーの加工処理も無料に近い感じでやってもらえることがわかり費用も同じくらいなので木材屋のフリーカット(マルフクを利用しました)利用をお勧めします。