イヤーマフの選び方 と マイベスト TRUSCO(トラスコ) EM-68N

騒音の出る工具作業の防護、騒音を遮断して知的な作業の集中力を高める、一つ持っておくといろいろ使える「防音イヤーマフ」。

いくつか買ってわかった一番大事な要素は、(個人的に)長時間使って耳が痛くならないこと。そこで重要になる要素が、圧迫の強さ。これは目安がないので使用者の感想に頼る程度の事しかできないと思ったが安易に見分けができるのに気が付きました。

圧迫が強い→未装着の状態で両耳の接触部が密着している。

圧迫が弱い→未装着の状態で両耳の接触部が開いて密着していない。

基本的に折り畳みタイプは長時間の使用に向いていないので、折りたたむ必要がなければ避けたほうが無難。商品写真は、実際は密着だが開いている画像であったりするので未装着の実際の写真を参考にして選ぶと失敗は少ないかと思います。

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2023

イヤーマフは色々試したので結果、室内は高級感がありかっこいいJVC EP-EM70-B

を使い。外の作業騒音では、圧迫感があって安定する密着系と装着がヘッド・ネックと変更できる写真上の右を併用していました。

ただ、JVCは、長時間装着すると重くてきついかなという印象を持っていました。先日、TRUSCO(トラスコ) イヤーマフ オールプラスチック EM-68Nが、プラスチックで軽量な上、バンドが開けていて圧迫感がなさそうということで買ってみました。

これが、正解で、気持ち軽量で圧迫感がなくしかもヘッド・ネックの切り替えができるという優れものでした。携帯性がないものとして文句がありません。デザインはプラスチックの黒と白のラインが入っているところかっこいいです。

そして、これが決定的な優位性になるのですが、接触部のパフが長方形で内部の空間が広く奥行きがあるので耳をそのまま覆えます。(JVCも覆えますが、狭い内側空間に押し込んでいて痛みが発生しています。また頭頂バンドがズレ易く前傾にしなければいけなかった。)より長時間の集中した作業や思索に適した製品です。これが、求めていたものです。

 

 

 

万年塀でグリッドタイインバーター実験

念願の太陽光発電を「グリッドタイインバーター」を使って手に入れました。

費用は、総額70000円ほど、315wソーラーパネル2枚で4万円、グリッドタイインバーター1000wが15000円。ケーブル類や諸々で残り。

約1650mm*1000mmのたたみ一畳に相当(パネルは「20kg」でかなり重い、畳は25-30kg、コンパネ板が13kg)するフルサイズというか産業用では標準だが一般向けの屋根には載っていないと思う大型サイズを万年塀にもたせかける方法で2枚設置したのが工夫した点、台風や強風の心配がない強固な設置でありながら塀と共存できる景観の綺麗さが気に入っています。針金とターンバックル、ロープで二重に固定しました。

他は、インバーターの寿命を延ばすためにタイマースイッチを使ってあり合わせの換気扇の部品で作った追加冷却装置、10-14時まで稼働で20w消費、冬は不要。

4月で、270wが最大でした。晴天の9-15時以外はまともに発電しません。5-7年で元が取れる計算っぽいが、インバーターの耐久性がよくわからないので採算性の実験になります。いまのところ、逆潮流は無し。

グリッドタイインバーターは、簡単にという印象だが、電気配線の知識と経験と道具がそれなりにでもないと無理。少なくともポン付けできる仕様ではないです、ソーラーパネルからソーラーケーブルでの接続はワンタッチだが、ソーラーケーブルをインバーター端子に繋ぐのに写真の赤と黒の端子に対応した丸型端子をカシメる作業が必要です。(写真はケーブルの延長の関係で灰色のケーブルになってるが扱いは同じ)被膜を剥いてカシメるだけだが、付属の銅色の丸型端子は大きいというか大きすぎる(14?)ので(1000wインバーター30-36Vなので大きいと思われる)大型の圧着工具が必要なのだが5000円はする(アマゾンで1000円台ありました)と思うし、まず使わない大きさ。なので、穴の径は同じだが一回り小さい市販の銀色の丸型端子を使って手持ちのカシメ工具でどうにか圧着したがのが実情。小型の圧着工具でやりくりするのは限界だったので、ちゃんと中型以上の圧着工具を使うべきだった。あと、一応アメリカ仕様なのでプラグが3つ口なのだが、いらない棒端子はペンチで折って対処します、冷却も同様だがPC電源と共通する部分がある。ここがクリアできれば、他難しいところは特になかった。ソーラーパネル→グリッドタイインバーター→コンセントで簡単に設置できます。

ソーラーオフという太陽光発電関連の通販でソーラーパネルを、アマゾンでインバーターとケーブルを購入した。

ソーラーパネル JAソーラー 315w JAM60S01-315/PR 

グリッドタイインバーター Y&H 1000W グリッドタイインバーター MPPT

組み合わせとして大事なのは、「VmpはMPPT範囲内でなければいけない」

今後の反省点としては、パネルのガラスは丈夫だが細かい傷はすぐつくので枝などを当てないこと、反射で目立つ傷が残ってしまうとガッカリしてしまう。

ソーラーパネルは、送料込みの新品少量購入としてはソーラーオフの値段はかなり良心的で最安と言えるが、中古市場で10-20枚単位での数年しか経っていない価格は6000円位なので実用としてはそちらで十分なので大量過ぎるが何か活かせないかと思う、必要分無料で譲ってもらえれば一番良い。ただ、10年以上前の古いソーラーパネルは使えてタダ同然だが黄ばんでいたりして微妙。

2020/5/13

夏の陽気になり太陽が高くなって欠点が見つかる。

2時の時点で、晴天で直射日光は出ているのにパネルに直接当たっておらず半影の状態になっていた。発電量は50w。

元々、南東寄りの設置なので太陽が西にある午後は不利だが、パネル傾斜が90度近く高いのも加わって真夏のほぼ真上からの太陽光を拾い難い設置法というのがわかった。もっと傾斜をつける対策でそれなりに改善しそうだが、発電できてないわけでもないのでとりあえず様子を見ることにする。

2020/6/10

快晴夕方、日差しはもう無いので発電はほとんどしていないのに赤ランプが点滅して内蔵のファンが全開で唸っているのを発見する。初のエラー。スイッチを切って入れてをやったら戻ったが品質的な不安が出てきた。稀であって欲しい。これまでの総発電量850円。

2021/3/17

インバーターが動作しなくなり故障。総発電量は4500円。説明書に1年無償保証とあり送料も無料とあるが、アマゾン経由で相談したところ、中国に発送して、新品を半額で売ってくれるという内容が届いた。連絡先、発送先など詳細な記載が無いので、普通はここで泣き寝入りになると思われる。品質として、1年持たない作りであり、英語で書かれた補償内容は守る気が業者にない事、中国製グリッドタイインバーターに期待したのは失敗だった。結局、中国業者が儲かるだけで、採算取れず環境にも良くないグリッドタイインバータはやらないほうがいいよというのがこの人柱実験の結論。

ちなみに、アフィリエイト収入サイトでの、耐久性の情報(2年以上使えるとか)は信用しないほうがいいと思う。

 

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三点インシュレーターの転落対策

 


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写真の様に、13cmウーファー2wayのブックシェルフの上に、SP-FS1を載せている。最初は、滑り止めマットを間に挟んでいたのだが、インシュレーター3点置きが気に入ってしまい、4点では、安定するが響かない気がして音質優先で3点となった、しかし、前2点後1点は後側が1点なので上から後隅を押せば傾きやすく横から押せば横滑りし易いので非常に不安ではある。わざわざ3点にこだわっておいて箱を押さえつけての対策では本末転倒なので、いろいろ調べたら、インシュレーターと箱の接点の周りに囲いをしてストッパーを作るという方法が横滑り対策として有効かつあまり目立たないのでやりたい、水平パッキンをのりで接着するのが一番楽な気がする。

次に、横滑りと傾き対策にもなるサイドガードを100均セリアの鉄板の小型ブックエンドを横にして2つを組み合わせたものを考えたがこれは実際やると問題がいろいろ出そうなので保留。

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で、今回すごくいいアイデアではないかと書くのが「スピーカーケーブルを固定」する方法、写真の様に下箱の背後に電気配線で使われるのケーブル保持具を張り付けて上箱のケーブルを固定するだけのもの。この保持具は固定解放が簡単にでき、固定も2段階なので保持具合を調整できる優れもの。固定具合は、ひっかかる程度でとりあえず効果があり使い勝手に悪影響はない、逆にケーブルを外したときに落下せず保持できるので利便性は良くなる。落下防止を優先するならケーブルを完全固定してケーブルを補強(もしくは太いものに交換)すればこういう軽量小型の箱であればほぼ固定状態になる、多方面応用アレンジの幅は広い。これがなぜ効果があるかというと、横滑りは保持部がひっかかり抵抗が発生するため動きにくくなる、傾きも同様に保持部のひっかかり抵抗により縦方向に突っかかる感じになり傾きの抵抗になる。固定なしだと抵抗になるものがなく自由に動いてしまう。

とりあえず、4本でも3本でもインシュレーターで滑りやすく傾きやすい小型のスピーカーの地震転落対策としてケーブルの固定というのは簡単安価でありながら有効だと思う。

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後日、他にも有効な対策がわかった「スピーカーの横置き」。当初、土台となっている2wayブックシェルフのリスニング位置が低すぎるのが惜しいなと、視聴すると自然と音の発する下方向に頭が向かってしまい画面とのズレが気になっていた。載せているSP-FS1はちょうど画面と耳の位置の理想的な(個人的に快適な)位置になっている(具体的には、画面前に姿勢よく座った状態で、頭と左右スピーカー位置が水平に正三角形でスピーカーの高さが2-3㎝ほど低いぐらいで、姿勢を軽く崩して24インチ画面を観る時に同じ高さになる感じ)ので、試しに写真の様に上の箱を横置きにして縦置きと比べて3㎝ほど音源位置を下げて上下の2つのスピーカーリスニング位置を近づけて、下スピーカーの土台として3cmのオーディオボードを敷いて底上げすることで下スピーカーのリスニング位置の悪さを改善できないかと考えた。その過程で気づいたのだが、写真の通りSP-FS1は横置きでも見た目いい感じに収まって悪くはない、その上高さが抑えられ横に広がった分、横ズレのマージンが増えたことなどにより安定感が増すことがわかった。

「スピーカーケーブルの固定」に無料で手軽にできる「スピーカーの横置き」を合わせることで、より安全な地震転落対策ができる。

それと、自作インシュレーター。接着ゴムとステンレスの袋ナットの組み合わせ。オーディオテクニカの1600円位のと比べると半額程度で製作できる。金属とゴムのハイブリット構造で先端が一点突起なので正規品にない良さもあって気に入っている。

加えて、オーディオボード。最初石材を検討したが難しく、反りの心配が少ない集成材にすることにした。意外にペア3000-5000円程度で好きな材木を選べるのでオイルフィニッシュのチョコレート色に近く高級家具に使われる、ウォルナット(クルミ)にした。サイズに合う既製品の板を買ってどこかでカットしてもらい自分で角を削るのを想定したが、フリーカットの木材ネット注文が信じられないほどに簡単にできる上に角やコーナーの加工処理も無料に近い感じでやってもらえることがわかり費用も同じくらいなので木材屋のフリーカット(マルフクを利用しました)利用をお勧めします。

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SP-FS1にFE83NV

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値段に躊躇していたが、

www.youtube.com

を鳴らしたところ標準のスピーカーユニットが低音で異音を出ることに気がつけた、ヤフオクの出品理由これだったのかなと思ったりしたが、前々から気になっていた「FOSTEX  FE83NV」へのユニット交換のいいきっかけになった。ちなみにこの鬼太鼓動画、他の鬼太鼓と比べても純粋に響く低音のみを連続して演奏してくれる低音テスト動画として優秀というか金字塔、他の低音以外の要素を入れて演奏してしまっている太鼓動画などでは低音テストとしての実用性がない。この動画のおかげでユニットの故障気が付けました、ありがとう。

ペアで1万円。標準のユニットが低音が出ないのはわかっていたが、音楽鑑賞では満足していたので違いがなかったらという不安を抱えながら購入。

SP-FS1の標準スピーカーユニットとFE83NVの音の違いの結論を書くと、すごく違いました。8cmユニットだから箱が小さいから低音は出ないみんなこんなものと思い込んでたのですが、十分なものが出るようになりました。2wayの13㎝ウーファーと比べれば、それなりにと書かなくてはですが、ちゃんとズシッと響いてくる低音がでてます。一言で比べると「音が濃く」なったかなという感じです。低音がしっかり出せて、音がくっきり解像度が上がったというのか理由で、音楽を聴くと今までこんな音あったかなと思うことがしばしばあります。M800で感じた音が硬い、耳が疲れる感じがないのも気に入っているそのために紙コーンを選んだ理由でもあるのでひとまず安心。デスクトップニアフィールドで長く使う予定なので、投資分の満足と効果は十二分に得られました。一か月メインとして使っての感想 久しぶりに2wayで聴いてみたら、中音が遠く定位が滲む違和感が以前より強く感じられて、もうソロピアノ演奏系はフルレンジでないと聴きたくない感じ。FE83NVにして良い音に近づけたということなんだろうけど、2wayの価値が相対的に下がってしまい微妙な気持ち。標準のユニットと比べると、音楽鑑賞で明らかに音が潰れて聞き取れない部分が一部にあるのがわかりやすい違い。それ以外には不満はないので、標準ユニットそこまで悪くはない。

気になる点は、明瞭なスピーカーなのでニュースを読む女性アナの尖った感じの音声の場合、明瞭過ぎて鋭くきつめに聞こえる、向いていない音源というのはこのスピーカーにもあると思う、あと、聴き疲れの心配、低音が出る解像度があがるとなったのでその傾向が強まると心配したのだが、一月ほどメインで使ってみたところ聞き疲れの傾向はは感じられなかった。SP-FS1標準でも、フルレンジの音楽鑑賞として十分に楽しめていたので、低音が特に欲しいというのでなければそのままでもソロの音楽鑑賞向けによくできたスピーカーで、疲れないスピーカー候補としておすすめ。もう一台標準の無改造のを比較用に持ってたりするので改めて良さがわかることになりそう。

ただ、交換作業に際してSP-FS1にポン付けのFOSTEX M800と比べて、不満点というか大変なところがあったので書く。ポン付けできない理由としてターミナルの端子が違うので配線工作が必要とは覚悟していたが、事前にコイズミ無線で端子一式とサービスで販売してくれているんだと思うがターミナルとユニット間の配線ケーブルを片側無加工で販売してくれているものを購入出来ていたので端子をかしめるだけで済んだが、どっちみち事前にちゃんと下準備がいる。

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付属のガスケットが不満、シールでないただのスポンジの輪でSP-FS1のユニット穴が微妙に当たる程度なのでそのまま取り付けると外れて箱の中に落下する。ガスケットなしでもという意見もあるが、適当でいいかという気分にはとてもなれなかったなぜならM800ではスポンジシールだったのに高いグレードでこんなことになるのを付属されると気分下がります。幸い手元に、M800で使用しているそのシールガスケットがあったのでそれを剥がしてFE83NVの裏側に貼り付けました。これは困ると思う。

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後日、サポートから回答いただけたのでシールガスケットでない理由を書く。

・歴史のあるモデルで伝統的にシールでないのでそれを承継している。

ガスケットの変更は音質に何かしらの影響を与えるので、モデルチェンジでの従来からの変更点に必ず加えられる項目になるのでそのままになっている。

「グレードの低いものを付属している」というよりは、使い勝手が多少劣っても、より音響状態に配慮した結果」とお考え頂ければと思います

最近の初心者モデルは使い勝手の良さから、シールガスケットになっているそうです(例えばPW80K、M800)。箱の中に落下してしまうのは、ユニットの想定が直径 73mm の開口になっているのにそれにSP-FS1が僅かに大き目で適応していないのが原因。他からのシールガスケットの流用、厚紙で自作、最後はガスケットなしでもその音が自分にとって良ければそれでいいという感じ。

そういうことかーと納得はできるが、難民気味なのでメーカーでシールガスケットのみで売ってくれれば手間が無くていいのだけど、どうも実態としては隙間テープを適当にカットして代用するのが定番なのかな。

※サポート回答の一部無断でそのまま引用で使わせていただきました問題あればご指摘お願いします。

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ユニットの楕円のネジ穴と、既存のネジ穴が外ギリギリなので内側に押し負けしてまっすぐネジねじ込みができない、最後までねじ込めばしっかりいけるが頭の高い標準のネジ+グリルネット分の浮きにより内側に角度がついた感じの仕上がりになるので気分が落ちる。M800だと丸穴だったのでこういう違和感はなかったので気になった。直径にして3mm、片穴1.5mmの違い、楕円と円の違いでこうなる。ちゃんと取り付けはできます。

要は、M800と同じシールガスケットと丸ネジ穴、端子も同じもので紙コーン製品があればSP-FS1に簡単なポン付け作業で済んで理想的だったという話です。

SP-FS1とSP-FS10の比較

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両方手に入ったので比較。両方無垢板でエンクロージャーのサイズWHDは同じ。ユニットが8cmか10cmかの違いしかない。音質は、10が余裕の低音再生で全般無難にこなせるが、1は低音は期待できないので中高音をメインにした音楽鑑賞向け。

8cmと10cmの2cmのコーンサイズの違いだが、これくらい小さいと明確に低音の質と量に差が出る。FE83NVに交換して低音が出るようになったと思ったが、10の広がった面積分の余裕すらある低音と比べると、頑張って出してる感があり10のほうが自然で上品さが感じられる低音。サイズと低音は、比例する。このサイズ変化でも中高音のゆがみとか解像度への悪影響はあるように思えた、低音の余裕が広がった分中高音のキレと解像度がぼやけた印象、もっと大きくなればもっとその傾向がより強くなるんだろうなというのはわかる、音楽再生中に思うのだが、低音が中高音の聞き取りを邪魔しているような、音楽の中核をなす大事な中音をメインに聴きたい場合、低音が抑え気味のほうがよいという人は確実にいる。迫力の低音を音楽に含めて楽しむ人には、大きな10-16cm。中高音を低音控えめで聴きたい人は6.5-8cmのフルレンジがいいと思う。ニアリスニング環境での話。

スピーカー SP-FS1 オイルフィニッシュなど

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SP-FS1



多少の傷が目立つSP-FS1を手に入れたので、一番の特徴の無垢板の木目を活かすべくニスを落として研磨してアマニ油のオイルフィニッシュ塗装で見た目を良くし、スピーカーユニット交換、グリルカバー交換をやったので書き残す。結果として、やってよかったが「DIYの道具と経験があり、時間のかけられる人」向け。

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SP-FS1

・手順 解体(パーツはずし)→ニス落とし→(サランネットの軸の穴埋め)→電動サンダでヤスリ掛け#40-#400→アマニ油塗装→冬の室内で一日干し→部品取り付けで完。手でのヤスリ掛けは大変過ぎて一切やっていない。作業に二日、最低でも乾燥一日で、3日以上は費やすことになる。アマニ油つまり普通の食用油と同じようなものなので、塗料の色で悩むことなく誰がやっても写真のような仕上がり具合になる。

電動工具等の騒音対策に、「防音イヤーマフ」は入手も容易で安物で十分なので必ず使ってください。

・ニス落とし液で、全部落とす。つまり、継ぎ目の隙間も千枚通し、歯ブラシでしっかり落とさないと、後で滲みの原因になる。

・電動サンダは絶対必要。紙やすりは布タイプが耐久性がありサンダ用途では他は無理。

・粗削りで、ニス残りによる赤みは完璧に落としておくべき、削りすぎより削り残しの傾向になった。

・ビクターのロゴは、回転させると浮き上がって取り外せるので再利用できる。サランネットの受け突起は、抜き取っての再利用には向いていないので残してサランネットを使うか、抜き取って5mmの棒で穴を埋めるかの二通りがある。今回は後者、どちらも一長一短。抜き取りは板を傷めたのでグラインダーで慎重に頭を削り落とす方法にした。ターミナルは内部で表面に軽く接着されているので、ハンマー2本で外に叩き出した。

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サランネットの受け突起は、これ。この状態で抜き取れたということは穴周りに深いめくれダメージを与えてしまっているはず。木工ボンドで圧迫して補修した。

・グリルカバーとスピーカーユニットは、失敗の無い様ネットで調べて先人の真似ました。スピーカーユニットは、fostex M800、ポン付け(ネジ穴が同じ位置、スピーカー穴と干渉しない、ターミナルとの接続端子がそのまま使える)できる候補は、M800(ペア3000円)かその進化版のOMF800P(ペア6000円)がある。グリルカバーはオウルテックのPCパーツの網だが、予想以上に良かった。ラジオペンチで力業の穴位置調整が必要であっても、ガッチリ保護できてユニット枠と同色で違和感がなくスピーカーコーンも観賞できる優れもので、舐めててごめんなさい、安い(2つで500円位)のに完成度高すぎです。

・sp-fs1標準のスピーカーユニットとfostex M800を比較した個人的な感想(デスクトップニアリスニング、中華アンプ環境)。標準のスピーカーは、中高音が前面に出てくる感じで、優しい感じの女性ボーカル、ピアノやギターの演奏がとても好印象。悪い点は、小型ゆえに当然低音が弱い、FPSの銃撃などの衝撃音が低音が控えめで中高音が先行してくるので耳障りな音になったりと低音を必要とする用途に向いていない。fostex M800は、高中低がバランスよく今時の万能スピーカーの傾向があり上記のFPSのようなことは無くなるが、同時に中高音が前面にというような印象はない、材質がアルミで金属コーンの特徴といわれる無機質で疲れやすいというのはありうるなと、音が硬く耳が疲れる傾向が感じられて、自分には金属コーン向いてないかもという印象。FPS用途なら、2wayのDENON SC-M41のほうが圧倒的に低音と臨場感が得られる、8cmフルレンジにコンパクトな箱の活かし方として低音方向の改善は困難だと思う。10cmの兄貴分SP-FS10は意外にも、エンクロージャーは全く同じサイズなのだが万能を求めるならそちらが適している。

魅力として、フルレンジ、この形状と小ささ、ソロ音楽に適正、無垢板などもっと評価されて人気でないかなと思うスピーカー。この世代以降のビクターフルレンジは、奥行きが25cm以上に伸びてしまって2wayスピーカーの上に載せることができない、または壁に寄せても前がですぎるというデスクトップ環境での使用に致命的な不都合があって候補とならない。2wayブックシェルフの上に置けて耳と同じ高さの最適視聴位置に置けるのは本当にSP-FS1の良い点。載せる場合で、かんすぴなら、横置きで不格好にしなければいけなくなるので現実的でない。よく言われるが、フルレンジ8cmは女性ボーカルが映えるというのが本当に実感できて感動する。これは何なのか、実物の女性の声に、8cmフルレンジ辺りが一番違和感なく邪魔な要素を排除(低音も含まれる)して出せるため新鮮に聞こえるんじゃないかと思う(もしくは、長年ヘッドホン派だったのでフルレンジ慣れした耳に馴染みやすいのかも)、臨場感が増す2wayスピーカーで聴くと比較して違和感ばかり気になってしまいフルレンジのほうで聴きたいという感じになる(逆に、2wayのほうがボーカル以外の音、低音と高音がクリアで聴けて音が分離してしっかり聞こえるので比較して向いてないなという曲もある)。標準でこの体験ができるスピーカーを低音がうんぬんで低評価にしてしまうのは違うように思う。ユニットを交換してみたいと思う反面、結構満足してしまってしばらく標準ユニットで鳴らそうと思う。

標準となっている2wayよりも、車のオーディオ(フルレンジ)の音のほうが違和感なく安心する印象があるならフルレンジスピーカーは手に入れるべきアイテム。

今回のアマニ油のオイルフィニッシュは、研磨をしっかりすると高級家具と同じ質感で、美しい木目と、サラサラの手触りに叩くとコンコンと軽い音がしてシルバーチェリー?(ブラックチェリーではないと思う)の無垢材の魅力が活きる再生方法として記事にしました。「高級家具」「ニスの光沢が無くせた」というのが効いてます。なにより、自分でやったという達成感で長く付き合えるお気に入りのスピーカーになりました。

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標準ユニット



 

 

三叉神経痛と新型腹筋運動の危険性

こちらの動画のように

www.youtube.com

仰向けになりひざを曲げて足を前後に動かすことで腹筋を鍛える新型の腹筋運動、姿勢が安定して非常にやり易いのだが三叉神経痛を誘発しやすい(個人の体験による)という欠点を見つけた。三叉神経痛?という馴染みのないものだが、症状としては顔の眼球下が針で刺されるような鋭い痛みが突発的に起き、一時的に引いてもまた突然やってくるという慣れのないつらい症状である。この腹筋運動をするようになりそしてやめて数週過ぎるまでの間しか発生しておらず関連性は濃厚。

誘発の原因として、首を上げずに床に頭をつけたままでやっていたことが動画と異なる点なのだが、その結果どうも下半身を強く動かし上半身特に頭に血液が集中して、三叉神経痛の仕組みと言われる脳の神経とそれに隣接する血管がある箇所で血管が拡張して神経を圧迫してしまうのが原因のようだ。これまで生きてきて頭に血が上るようなことはいくらでもやってきたが、今回のように三又神経痛を引き起こすのは初めての体験であった、それだけこの(一部やりかたを間違った)新型腹筋運動は負荷の大きい物であり注意のいるものと思われる。注意喚起のため記事にしておく。