郵便受けの買い替えと大型化の必要性

通販の普及で、メール便など大型の郵便物を受け取る機会が最近は増えた。それに伴い、郵便受けに入らないという理由で直接手渡しという機会も多い。

ある時、郵便受けが小さいのが原因ではないかと調べたのだが、結果として買い替えたほうが良いという結論になった。

我が家の郵便受けは、ステンレス製で(ケイジーワイ工業 EN-345 現在も販売中)見た感じ大きいし古い感じはしない、これは幅が39㎝と幅については現行と比較しても大型であるためである。写真の屋根部分は完全に飾りなので高さから抜いている。このハウス型のポストデザインに重きを置くなら、使い勝手がわるくても問題は無い

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問題として、奥行きと高さが13㎝と18㎝で斜辺22.2㎝(外寸から)。メール便の最大サイズをA4と想定すると21㎝なので、薄くて曲がるのなら入るが、厚みがあり曲がらないと全部入りきらないということになる。

現行のアイリスオーヤマの中型SPT-39E 約17*24㎝ 斜辺29.4㎝。大型SPT-40 約18*31㎝ 斜辺35.8㎝。深さに余裕があって厚みのあるA4が余裕で入りきる。

SPT-40(生産終了?)を購入したのですが、比較して、グリーンライフ PH-60という商品のほうが質感、機能的に優れていたのでこちらをおすすめします(おそらく定番品)。

 

これに加えて致命的なのは、(2000年頃購入で現行品ではあるのだけど)、雨除けのために軒出し部分があり厚みのある郵便物と干渉して斜め上から入れるのを不可能にしている。結果、深く入れる事ができずほぼ横差しでしか利用できないというとんでもないことになっていた、このメーカーの特長なのか他のメーカーでは軒出しと異なる防水構造を採用しているので軒出し部分は無く斜め上から深く入れる事ができる。

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(斜辺に相当する)深さが足りないことと、軒出しがあることが理由で買い替えることの必然性がでてきた。機能的劣化が著しく進んでいた。通販のヘビーユーザーならネット通販ポストなる商品を買う、メール便用の郵便受けを別に設置するなどあるが、大型の郵便受けで全て済ませてしまいたいし数日の不在時でも余裕があり、アマゾンのB4サイズのメール便みたいなのにも対応したいので大型SPT-40を購入する予定である。

この機会に、一軒家の郵便受け事情を見てみると、壁埋め込みの前入れ後ろ取り方式を採用している家が多かった。この類は、奥行きに余裕があるので意外に受け口の高さに問題が無ければ、厚みのあるメール便でも困らないのかもしれないが、集合住宅などメール便に対応する設備の更新が簡単にできない点、小型の郵便受けの対応を日常的にやっているため配送業者は手渡しの手間に寛容っぽいのだが、郵便受けの対応品への買い替え、郵便受けの設置場所を道路寄りにするとかもっと効率的に配達ができるための要望や啓発を主張していいしして欲しいと思った。郵便受けへの投函で済むものを手渡しする手間は、配達員も受取り側も回避できるなら回避すべき無駄だろう。

加えて、その無駄である手渡しが不在でできない場合、不在通知書を残して持ち帰り再配達という扱いになるらしく、今まで「宅配便」と思って対応していた面倒な再配達依頼が郵便受けに入れられればそれで済んでしまう「メール便」だったのかと思うと、本当に申し訳なく思う(参考 「ゆうパケット 不在」で検索)。

まとめとしては、郵便受けを購入する際は最低限の基準として「A4対応」以上(又は「メール便対応」)のものを選び、厚みのある3cmA4サイズのネコポスの箱を実際入れてみて入りきるか余裕があるか、加えて、非対応のB4サイズのアマゾンゆうメール便段ボールも中身が入った状態で試して支障の無いものにするのが望ましい。軒出しと奥行きのなさという悪条件が2つ重なりA4メール便に全く対応できない郵便受けは稀だと思うが、EN-345のカタログは「A4サイズの回覧板も広々扱える〜」の様な記述が確認できA4対応とは雲泥の差があるものもある。置き場所に余裕があれば、広さに対応した大型の「B4対応」と後述している7cmの厚さに対応した「ゆうパケットプラス箱の出し入れができる」という2条件をクリアしたものならメール便すべてに対応できているはず。

※重要追記※ 「ゆうパケットプラス」というメール便(郵便受け配達)は、厚みが7cm。これが郵便受けに入るかどうかも実用面で大事なので、ローソン又は郵便局で専用箱を購入して入るかどうか確認しておく必要がある。これに関しては、埋め込み式では確保できない異常な厚さなので直接手渡しをほぼ前提にしている感じだが、郵便受け投函で済ませられるのであれば利用しない手はない。郵便受けの取り出し口から入れるケースが考えられるが、配達員がどう判断するかわからないので受け口から入るものにしておくべき。SPT-40は問題なく入れられているのを確認したが、受け口から入れられたものなのか確認できていない。

実用面では、メール便は受け取りの必要が無く便利な為頻繁に使われるのを考えると、小さめの郵便受けのみではいろいろ大変だと思うので、(メール便受けも含めて)郵便受けの大型への買い替えはサービス利用者としてやっておくべきことだと思う。

「郵便ポストに入らなかったので」を深く考えてみると発見があった。

 

追記 メール便の事情を調べてみたら、ゆうメール以外の配送事業者はB4を廃止してA4のみに一本化。ゆうメールでB4サイズのメール便は唯一になってるのが現状らしい。

これだと、将来的にA4に統一されるということになりそうだが、B4サイズ対応くらい余裕がある郵便受けにするのは無駄ではないと思う。

この後に、受け渡しの必要な宅配物の置き配も気になってくるが、とりあえず、郵便局の「指定場所配達に関する依頼書」を使って不在時の置き配利用を車庫、物置、小屋、(マンションだと)ガスメーター扉に指定して利用できるようにしておくべき。置き配ボックスの設置は、想像以上に大型であり手軽さはないのでまた別の記事にする。

 

追記2 2023/12 郵便局に取り組みについてメールで質問したところ、「大型郵便受箱設置の促進」という取り組みと指定場所配達の依頼という形でやっているそうです。ただ、対象が集合住宅の宅配ボックスのみで、一般戸建てには言及がありません。おそらく、再配達の件数は設置制限のある集合住宅のほうが数と負担が大きいのだろうなとは予想ができますが、戸建てに触れない事情ははっきりしませんでした(比較して手渡しが容易ですし、起き配がやりやすく個人の敷地なので窃盗の可能性が低い、不在率の低さという事情が関係しているかも)。

という状況らしいので、大型化と指定場所配達の依頼はやっておいて損はないようです。戸建てでは、「ポストが小さいので入りませんでした。」という言葉以上、郵便局側は踏み込まないので、自主的に大型化してくださいという方針みたいです。

 

追加3 大型化と指定場所配達の依頼をやって、3年ですが、その間、再配達連絡をやった記憶が殆どないので変化は大きいです(基本在宅の家なので人によって状況違うと思います)。

ヤマト運輸置き配(EAZYを含む)もあります。

佐川運輸は、置き配は条件付きで複雑なのでできないと思って別の方法を選んだほうが無難っぽいです。公式情報が見つかりませんでした。