我が家では、風呂上がりの体拭きは家族共用のフェイスタオルを使っています。
洗濯して乾燥した清潔なものを棚から出して使うのですが、顔を拭く時にたまに加齢臭と思われる臭いの残ったタオルに当たる時があります。原因として考えられるのが、父親の体臭・皮脂の臭いが洗濯で完全に落とせておらずタオルに残ったものと思われます。
毎回だと真剣に考えるのですが、顔を拭く以外では臭いは気になりませんし、まれにあるという感じでこれまで真剣に向き合ってきませんでした。
まず、この最初の対策として、ボディタオルの記事でわかったことですが、風呂でしっかり身体の角質を落としきれていれば体臭は抑えられそうです,、これは条件が悪くなる高齢であっても加齢臭がしない人もいるわけで、加齢臭は延長線にあるものだと考えます。(これは入浴後、手で擦ってアカが浮き出る人がボディブラシで全身擦ったら臭いが改善したという程度の話です)
流石に、(ボディタオルは使っているが、髪はたまにしか洗わないらしい)父の体洗いに細々指導するのも難しいですし、父親の体拭きタオルだけ別にするというのも気乗りしません。原因としては、どうも長時間首に掛けて使っているのは影響していそうです。
そんな状況で、臭いのするタオルだけ抜き取って、酸素系漂白剤(塩素系と比べて弱い)に漬けて臭いを消すというのを、気になったのか家族がやっていました。
効果があって、しばらく臭いのあるタオルに当たっていない気がします。このあたり、臭かったタオルが再度洗濯してまだ臭いのかは不明。
こうやれば臭いが消せるんだよという満足げな態度を感じ取ったのですが、定期的にこれをやるのは面倒が増えるので、使用している洗剤の改良で解決できなかという方向になりました。
まず、私は自分の作業服は自分で洗濯するのですが粉末洗剤を使っています。
家族全体の洗濯物は、母の担当なのですが、液体洗剤に柔軟剤という組み合わせで洗濯しているようです。
液体洗剤を、(よく知らない)漂白剤入りや除菌仕様のものにすれば解決できるのではないかと思い、調べるとすでに、除菌という文言が入った製品を使っていました。
なので、別の特化した液体洗剤にしたところ大きく違いはないのではないかという予感がします。
となると、できることは液体洗剤から粉末洗剤に変更することを思いつきました。
私が粉末洗剤を使い始めたのは、頂き物で粉末洗剤がよくあり無駄にできないので作業着用に使い続けていただけなのですが、液体洗剤より粉末洗剤のほうが洗浄力が高いそうです。
原因は、液体の中性(弱アルカリのものもあり)に対して、粉末の弱アルカリ性というph関連なので、大きく洗浄力は違います。リンク先でも、格段の差があります。よく知られた情報です。
液体洗剤のメリットとして、水温が低くても溶け残りがない、色抜けが起きにくいという感じで、冬季限定での使用やカラフルな色物向けとして用途があります。使用に注意がいらないという面で広く普及しています。
固形洗剤は、しつこい汚れ物に強いという洗濯の最も大事な汚れ落としの能力が優れており、これにより、油汚れ・皮脂に強いというまさに臭いの原因除去に最適なものというのがわかります。
一応、市場シェアは、7割が液体、2割が粉末だそうです。
除菌や消臭が書かれた液体洗剤(中性)で一般的なレベルの加齢臭の対処ができていないという現実があり、製品自体の洗浄能力不足というのは明らかなので、粉末洗剤(もしくは弱アルカリ性の液体洗剤)を使うべきと考えます。
私の体験として、臭いタオルは具体的な問題としてわかるのですが、色落ち、洗剤残りなどのトラブルに(気にならない?)遭遇したことがないので、「加齢臭のタオル残り問題が発生した場合」弱アルカリ性の粉末洗剤もしくは液体洗剤を使う必要があるようです。液体洗剤(中性)のみだと、加齢臭に対処しきれないと思います。
弱アルカリ性なので洗浄力は高い反面、ウールやカシミヤなどの動物性繊維は繊維を溶かしてしまうので洗えません(基本ウールは洗う必要がない)。
あと「中性洗剤使用」と洗濯タグに書かれているものにも使えないので、中性のアタックZEROと比べて洗える衣類は狭まります。(水洗いでもいいはず)
おしゃれ着用で、液体洗剤(中性)も用意、もしくは水洗いで使い分ける必要があるようです。
溶け残りが気になったので、何も考えず直に投入するのでなく、粉末洗剤投入口みたいなものがあるのかと思ったのですが、シャープES-GE7Gの説明書だとなく直接投入してくださいとなっていました(ある場合は投入口を使うようです)。その時に、衣類にかけるのでなく、槽の周辺部に投入するとあるのでそちらのほうが溶け残りのリスクが減るようです(粉末洗剤の正しい投入方)。
粉末洗剤の量の調整、白物と他のもので分けて別に洗濯する、大事な衣類の事を考えると液体洗剤のほうが無難など、加齢臭以外の面で考慮・理解が足りない面があると思いながらも先に進めます。
この変更について、固形洗剤に懐疑的で抵抗が母にあるようでしたが色落ちして特に困るものはないということなので了承されました。
細かいところ、父親専用のタオルを作るとかできますが、最終手段として考えるほうが良いと思います。ただ、原因が長時間首に垂らして使うというのが原因であれば、専用カラーのタオルを用意して、それだけ共用外にするのは現実的かもしれません、粉末洗剤で解決できなければ実行することになります。
9/9
粉末洗剤に変えてから、慎重に複数枚の洗って乾燥したタオルの臭いを確認しましたが、臭いのないものがほとんどです。稀に臭いあったかなと思って再度嗅ぐと何も問題ないという感じでした。液体洗剤から粉末洗剤に変える事により、洗浄力の違いで、加齢臭の残るタオルを消滅させることができるということになります。
(内容に間違いがある場合、適宜修正します。粉末洗剤使い始めますが臭い残りに遭遇すれば間違いということで大きく内容変更します。)
(容器の工夫)
粉末洗剤は紙の箱容器から、スプーンですくって使うのが仕様です。これは問題があって、湿気を吸うと容器が破れたり、洗剤が固まったりと散々です。(特に外で使う場合)
なので、タッパーに入れるとかあるようですが、私が実践する方法は、(容量的にちょうどよい)アイスコーヒー・トマトジュースに多い1リットルペットボトルに、漏斗(ロウト:径太くないと詰まって大変なのでダイソーで太いの探して購入)をつかって粉末洗剤を入れておき、使用時適当に注いで使っています(洗剤の投入量を厳密にやりたがる人がいますが適当でいいのにと思ってしまい噛み合いません)。以前は2リットルペットボトルを使っていましたが大きく使い勝手が悪いので1リットルになっています、箱一つ分が1リットルボトルにちょうど良く入るはずです(参考900mlのペットボトルに800gの洗剤がほぼ満杯で入りました)。これだと長期間、固まらず快適に使えます。
自分が使う分には問題ないのですが、母が毎日使いだしてからキャップと本体の間に粉が溜まるようになりました。おそらく、スプーンで計量しているのが関係していると思われます。
他、プラの計量のできる専用ケースが製品としてあると思いますし、容量小さいですが無印良品で粉洗剤用ボトル容器という製品もあります。
調べてわかったのが、弱アルカリ性だと皮脂汚れに強いということ。液体洗剤でもあって、現在だと濃縮タイプというのがでている。
無印良品の紹介だと、濃縮タイプで標準とおしゃれ着用、柔軟剤という揃えで、小さいボトルが3本(+部分汚れ用固形石鹸)というのが見た目も実用も高く落ち着くところなのかもしれません。
濃縮タイプは弱アルカリ性と中性があるようです。濃縮の中性であっても、衣類の色ムラが起きるようなので(ネットで拾った情報で真偽は不明)、洗剤投入口の利用は必須なのかもしれません。基本、おしゃれ着は水洗いにすれば洗剤による失敗は起きません。
加齢臭タオル的に弱アルカリ性の濃縮系が問題がないのか調べてみようと思います。
(2024/10)
もともと使っていた洗剤が、コープクリーン セフターENEGY(エナジー)という液体洗剤でした。こちらの抗菌・防臭を使っていたのですが、詳細を見ると、弱アルカリ性で濃縮タイプでした。中性でなく弱アルカリなら大丈夫というわけでなく、弱アルカリの強力洗浄タイプである必要がある気がします。また、粉末洗剤の外使用は湿気の影響が強くスプーンで計量する使い方だと、スプーン、ペットボトル口に粉末がくっついてきれいとは言えない状況になります。支障がなければ粉末でもいいのですが、強力洗浄の液体洗剤に期待してみようと思います。
「抗菌防臭」というのが紛らわしいのではないかという質問をコープにしたところ、加齢臭は皮脂に含まれる「ノネナール」という物質が原因で、「強力洗浄」(または粉末洗剤)の皮脂落としのほうが適正があるそうです。「抗菌防臭」は、生乾きによる菌に由来する臭いを防ぐもので別物、皮脂を落とす性能は「強力洗浄」と比較して落ちます。という丁寧な回答をいただきました。
気になる臭いの種類によって、選ぶべき洗剤が異なるようです。
(番外 アメリカだと硬水事情が加わりより複雑)
温水洗濯が基本だそうです。他の内容は同じで、粉末洗剤は汚れが酷い洗濯物にという感じで、なのでこの記事の方向は間違ってないと思います。